日経平均は3日ぶり大幅反発。日本の3連休中に米NYダウは続落したが、春節(旧正月)の連休明けの中国・上海総合指数は堅調だった。また為替市場では1ドル=110円台半ばまで円安が進み、本日の日経平均は109円高からスタートすると、寄り付き後も先物主導で上げ幅を広げる展開となった。後場に入ると米株価指数先物の上昇を受けて一段高となり、引けにかけて20885.88円(前週末比552.71円高)まで上昇する場面があった。決算が好感された銘柄を中心に個別物色も活発だった。

大引けの日経平均は前週末比531.04円高の20864.21円となった。東証1部の売買高は14億6075万株、売買代金は2兆7657億円だった。業種別では、繊維製品、機械、倉庫・運輸関連業が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは石油・石炭製品、不動産業の2業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の84%となった。

個別では、日経平均寄与度の大きいソフトバンクG<9984>、ファーストリテ
<9983>、ファナック<6954>のほか、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、キーエンス<6861>などが堅調。ZOZO<3092>は10%超高と急反発した。好決算の太陽誘電
<6976>や日カーボン<5302>はストップ高水準まで上昇し、電子部品の村田製
<6981>、黒鉛電極の東海カーボ<5301>や昭電工<4004>にも買いが波及した。その他決算発表銘柄では長谷工<1808>などが急伸し、ルネサス<6723>はストップ高を付けた。一方、レーティング引き下げ観測の任天堂<7974>は小安い。ソニー<6758>や武田薬<4502>も利益確定売り優勢だった。資生堂<4911>は決算が市場予想を下回り軟調。自社株買いを発表したJXTG<5020>は材料出尽くし感から5%近く下落した。
また、レオパレス21<8848>は連日で売り気配のままストップ安比例配分となった。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は3日ぶり大幅反発、円安など好感して500円超高