日経平均は続落。4日の米国市場では税制改革案の実現への期待からNYダウが上昇する一方、減税による恩恵を受けにくいとの見方から、主要ハイテク株の下げが目立った。シカゴ日経225先物にサヤ寄せする格好から売りが先行。ただし、25日線が支持線として意識されるなか、同線での底堅さが意識されている。一方で5日線を下回って始まっており、同線が抵抗線となる格好から、狭いレンジ取引が続いた。

大引けの日経平均は前日比84.78円安の22622.38円だった東証1部の売買高は14億7712億円。売買代金は2兆6899億円だった。業種別では、その他製品、精密機器、電気機器、石油・石炭製品、医薬品、サービス業が下落。一方で、海運、鉄鋼、陸運、建設、電力ガス、倉庫運輸、パルプ紙、不動産が堅調だった。

個別では東エレク<8035>、ファナック<6954>、日東電<6988>、信越化<4063>、京セラ<
6971>などハイテクセクターに対する利益確定の流れが目立つ。一方で、ファーストリテ<9983>、花王<4452>、コマツ<6301>、セコム<9735>がしっかり。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均は続落、ハイテク株の利益確定が目立つ