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また、安倍首相は参院予算委で森友学園問題について、「事実反すること述べられ遺憾」
「政治家関与なしが明らかに」と強調。国内政治リスクが和らいでいることも安心感に。
セクターではパルプ紙、銀行、ゴム製品、化学、保険、証券、ガラス土石、金属が堅調。半面、鉱業のみが小幅に下落している。東証1部の騰落銘柄は、値上り数が1600を超えており、全体の8割を占めている。売買代金上位では、メガバンク3行のほか、トヨタ自<7203>、ファナック<6954>、ソニー<6758>、NTT<9432>、力の源HD<3561>、花王<4452>が堅調。
日経平均は上げ幅を広げ、75日線を回復してきている。メガバンクなど金融セクターに買い戻しとみられる動きがみられており、安心感につながっている。期末要因から貸株返却に伴う需給要因のほか、米長期金利の低下が一服していること、さらに、米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は、先週の動きを含めて今年3〜4回の利上げを想定していると述べたことも買い戻しを誘った。
日経平均はレンジ下限からの理想的なリバウンドをみせており、一目均衡表では雲上限を突破してきている。遅行スパンも再び切り上がりをみせており、上方シグナル発生が近づいている。13週線は19320円辺りに位置しているが、終値でこれを上回ってくるようだと、支持線キープとの見方となり、来週以降のリバウンドも意識されてきそうである。
(村瀬智一)
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