本日のマザーズ市場では、終日買い優勢の展開となった。新型コロナウイルス変異株「オミクロン型」への懸念が和らぎ、国内外の株式相場が上昇したうえ、中国テック株の急反発などもあって投資家心理が改善した。主力IT株が堅調だったほか、株式需給の良好な直近IPO(新規株式公開)銘柄などに物色の矛先が向いた。なお、マザーズ指数は大幅反発、終値ではおよそ3%の上昇となった。売買代金は概算で1829.87億円。騰落数は、値上がり343銘柄、値下がり39銘柄、変わらず14銘柄となった。
 個別では、時価総額上位のメルカリ<4385>、フリー<4478>、ビジョナル<4194>などが全般堅調。売買代金上位では11月上場のGRCS<9250>が大幅反発し、同じく11月上場のサイエンスアーツ<4412>がストップ高。また、10月上場のCINC<4378>もストップ高水準で取引を終え、上昇率トップとなった。一方、売買代金トップのFRONTEO<2158>が大幅反落し、AIinside<4488>は買い一巡後に伸び悩んだ。
また、グローバルW<3936>がストップ安を付け、下落率トップとなった。
<HK>
情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は大幅反発、投資家心理が改善、直近IPO銘柄などに物色