本日のマザーズ指数は、米国市場が伸び悩み、マザーズ先物のナイトセッションが下落したものの、時価総額上位の銘柄が下支えし、反発でのスタートとなった。寄り付き後は、BASE<4477>やメルカリ<4385>が上げ幅を拡大して相場を押し上げ、一時、8.25pt高まで上昇する場面があった。しかし、上昇した時価総額上位銘柄が値を消したことで、マザーズ指数は前日終値付近を行き来する方向感の無い値動きとなった。
その後、後場に入り時価総額上位のJTOWER<4485>やBASEが一段と弱含みしたことが相場の重しとなり、マザーズ指数は下げ幅を拡大し、続落で取引を終了した。日足チャートでは、5日線を超える上髭を付けた後、大引けでは25日線を割り込み陰線で引けており、上値の重さが意識される値動きとなった。
 マザーズ指数は続落、売買代金は概算で1131.04億円。騰落数は、値上がり157銘柄、値下がり180銘柄、変わらず17銘柄となった。
 個別では、特段の目立った材料が無いものの、日足チャートでは5日線を超えのトレンド転換を期待されたINCLUSIVE<7078>がストップ高となった。また、マテリアルズ・インフォマティクス・ソフトウェアを開発との発表が引き続き好感されたHPCシステムズ<6597>がストップ高となった。そのほか、スパイダープラス<4192>、クラウドワークス<3900>、i−plug<4177>が高い。一方、Y2S社と販売代理店契約を締結と発表したサイバーセキュリティクラウド<4493>は材料の出尽くしから5%を超える下落となった。また、25日線を割り込み目先の需給悪化懸念から利益確定売りに押されBASEが4%を超える下落となった。そのほか、ベビーカレンダー<7363>、カオナビ<4435>、オキサイド<6521>が安い。
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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は続落、25日線を割り込む、値上がり率トップはINCLUSIVE