本日のマザーズ市場では、日経平均の反発スタートなど相場全体の地合い改善を背景に、これまでの中小型株物色の流れを引き継いでスタートした。ただ、トランプ米大統領の議会演説を前に相場全体として手控えムードが強く、マザーズ指数も引けにかけて前日
終値近辺まで値を崩した。なお、マザーズ指数は小幅に7日続伸、売買代金は概算で1666.39億円。騰落数は、値上がり84銘柄、値下がり139銘柄、変わらず6銘柄となった。
 個別では、マザーズ売買代金トップのレノバ<9519>やグレイス<6541>が大幅続伸するなど、直近IPO銘柄の一角に物色が向かった。農業IT関連とされるセラク<6199>も上げが目立った。その他、GNI<2160>、ユナイテッド&コレク<3557>、エルテス<3967>、DDS<3782>などが上昇。エルテスやDDSは新製品に関するリリースが材料視された。一方、サイバーS<3810>が引けにかけてマイナスに転じたほか、SOSEI<4565>、JMC<5704>、モバファク<3912>、アカツキ<3932>も下落した。また、本日のテレビ番組への登場を期待材料にここまで上昇の目立っていた海帆<3133>が急反落し、マザーズ下落率トップとなった。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ指数は小幅に7日続伸、引けにかけ値を崩す、直近IPO銘柄の一角に買い