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また、同中銀は、9月初めに開催する金融政策決定会合で利下げを継続すると示唆した。
ブラジルの基準金利は2013年から2ケタを維持してきたが、2016年末から中銀は緩和的な金融政策に切り替えている。
テメル大統領はこのほど、ブラジル経済が改善しており、インフレ率が3%台まで、基準金利も9.25%まで低下していると指摘。これは2013年8月以来の低水準で、こうした好指標が景気対策の決定などに有利だと発言した。
中国の専門家は、これまでのブラジルの高金利が消費や投資を抑制し、経済発展を阻害していたと指摘。また、政府の公共債務も高い金利で負担が増加していたと強調した。基準金利の引き下げが疲弊するブラジル経済の回復に大きく寄与できるとの見方を示した。
ブラジル中銀が発表した最新データによると、金利の引き下げに伴い、デフォルト率(債務不履行率)は減少している。企業への貸し出しも増加しており、6月は14%
の増加率を記録し、増加に転じたのは昨年12月以来になるという。また、中銀は、インフレ率の落ち着きを受け、利下げ余地が残っていると発言した。
なお、ブラジルのエコノミストらは、基準金利について、年末まで8%まで引き下げられると予測している。
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