企業データとAIの利活用カンパニー、AIデータ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 佐々木隆仁、以下AIデータ社)は、ナレッジチームドライブ搭載の建設業界のDXを推進する「AI孔明TM on IDX」を発表しました。

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「DXの必要性は理解している」
「生成AIにも興味はある」
「業務を効率化し、現場の知を活かしたい」

─そう語る建設業の経営者は増えています。しかし、実際にはこうした企業の多くが、“AIを活かせない構造”に陥っています。その最大の要因が、「自社の業務データを自社で持っていない」という構造的問題、つまり「ベンダーロック(Vendor Lock-in)」です。

■ ベンダーロックとは何か?
ベンダーロックとは、特定のベンダーが提供するクラウドサービスやアプリケーションの中で、業務のあらゆるデータが管理され、自社では自由に取り出したり、他のAIと連携できない状態を指します。

建設業界ではこの問題が特に深刻です。
● ゼネコン主導のクラウドBIMシステム
● 積算ソフトや施工管理アプリの専用フォーマット
● 安全管理ツールに蓄積された是正報告
これらのデータは、自社の業務で生まれたにもかかわらず、“自社の手元に戻ってこない”。
AIを導入しても、「何を学習させるのか」が準備できず、効果が出ないのです。

■ DX・AI活用に必要なのは、“構造”の見直し
本当にAIを業務に活かしたいなら、まず着手すべきは「自社で使える形でデータを持つ」ことです。
図面、仕様書、積算書、施工記録、是正報告、安全点検記録─
これらを社内で管理し、必要なときに、必要な形式で取り出せる構造がなければ、いくらAIを導入しても、“使えないAI”になってしまいます。

■ 解決策:AI孔明 on IDX が実現する“自社主権のAI活用”
「AI孔明 on IDX」は、建設業のための業務ナレッジAI × データ管理基盤です。特徴は、以下の通りです。
● IDX:企業専用のデータ保存・整理ドライブ(個人ドライブ/ナレッジチームドライブ/コールドドライブの構成)
● AI孔明:RAG構成によって意味ベースでデータを理解し、検索・要約・比較・対話が可能な生成AI
図面(※)・積算・施工記録などを自社でIDXに保管することで、AI孔明がそれらをナレッジ化。
AIに「この案件に似た工事は?」「この壁材の前例は?」と問いかければ、過去データを横断的に参照し、即時に回答します。
※図面データはIDXのメタタグ機能でアップロードの際にメタ情報を付与することで、LLMでの活用準備が可能になります。

■ 自社で持つことの意味とは?
自社でファイルを持つことは、単にバックアップを取るということではありません。それは、「自社で育てたAIを、自社の知で動かすための土台」となる行為です。

つまり、生成AIの時代においては
● 「AI導入」=「AIが動ける土台(ナレッジ)を構築すること」
● 「AI活用」=「業務データが意味ベースでAIに渡されること」
と言い換えることができます。クラウドに預けたままのデータでは、真に自社の利益となるAI活用は実現できません。

■ なぜ今、建設業界に“自社ナレッジ”が必要なのか?
建設業界は、労働人口の減少や技能伝承の断絶という大きな課題を抱えています。
ベテランが去るたびに、現場の知が失われる。新任者がゼロから現場を学び直す─このサイクルを続けるには限界があります。この“現場の知”を、ファイル・報告書・図面という形で残し、AIがそれらを理解・活用できる形にする。
それが、「AI孔明 on IDX」が描く未来です。

■ AI孔明は、建設現場における“知の標準化”を支援する
「A現場ではこう対応した」
「Bプロジェクトで失敗したポイント」
「同じ外壁材を使った過去の注意点」
これらの情報を全てAIが記憶・分析・提案できるようになると、属人性の高い判断がチームで共有され、施工精度や安全性の向上に直結します。
それは、AI導入によるコスト削減ではなく、「再発防止」や「標準化による成長力の強化」という本質的な価値につながるのです。

■ まずはPoC(技術実証)から始められる
AI孔明 on IDXでは、建設業向けにPoC導入テンプレートを用意。
数本の積算書や施工記録があれば、すぐにAI活用の一歩を体感できます。
● PoC費用:無料
● 期間:1週間~2週間
● 提供内容:AIの検索・要約・比較機能の体験、フィードバックレポート
● 対象:経営層/DX推進担当者/現場管理者

■ DXは「人材」ではなく、「構造」で解決できる
DXに必要なのは、専門家や新技術ではなく、「データを誰が持ち、どう使えるようにするか」という構造設計です。
AI孔明 on IDXは、技術の難しさを極限まで排除し、中堅・中小の建設業者でも導入できる設計となっています。
建設データはデータフォーマットが多岐にわたるために、DB化+建設業界に特化したプロンプトなど、業界に合わせたカスタマイズ、オプションサービスも可能ですので、ご相談ください。

■ お問い合わせ・無料トライアル申し込みはこちら
https://www.idx.jp/ai/

【AIデータ株式会社について】
名 称:AIデータ株式会社 代表者:佐々木 隆仁
設 立:2015年4月  所在地:東京都港区虎ノ門5-1-5 メトロシティ神谷町ビル4F
資本: 1億円(資本準備金15億2500万円)
URL: https://www.aidata.co.jp/
AIデータ社は、データインフラと知財インフラを基盤に、20年以上にわたり企業や個人のデータ資産を守り、活用する事業を展開してきました。9,000社以上の企業、90万人以上のお客様から信頼を得ており、データ共有、バックアップ、復旧、移行、消去を包括する「データエコシステム事業」では、BCNアワードで16年連続販売本数1位を獲得しています。
データインフラでは、IDXのクラウドデータ管理や復旧サービスを提供するとともに、経済産業大臣賞を受けたフォレンジック調査や証拠開示サービスを通じて、法務分野でも高い評価を得ています。
一方、知財インフラでは、グループ会社の特許検索・出願支援システム『Tokkyo.Ai』や特許売買を可能にするIPマーケットプレイスの構築により、知財管理と収益化を支援。これらを統合し、生成AI『AI孔明TM』によるデータと知財の融合プラットフォームを展開しています。
また、防衛省との連携による若手エンジニア育成にも注力し、データ管理と知財保護を通じて社会基盤の強化に貢献しています。



配信元企業:AIデータ株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 AIデータ社、「AIを使いたいなら、まず“図面や仕様書を自社で持つ”ことから始めよう」- DXの本質は“クラウドに預けたデータ”ではなく、“手元で使えるナレッジ”にある -