この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、製薬企業のR&D戦略について調査を実施、その結果を発表した。

【調査結果】
◆2023年度における主要製薬企業20社のR&D費(連結ベース)合計は、前年比7.4%増の2兆6,339億円となった。主要企業別では、20社中15社が前年度を維持または上回っており、特に武田薬品工業、中外製薬、小野薬品工業などは2桁増となり、積極的な投資姿勢がうかがえる。

◆医薬品業界の研究開発における近年の傾向としては、『先端医療(ニューモダリティ)の研究開発の活発化』、『大型製品・戦略品のLCM開発による製品価値最大化』などが重要なポイントとなっている。

◆『先端医療(ニューモダリティ)の研究開発の活発化』については、“抗体薬物複合体(ADC)および二重特異性抗体“、“再生医療“、“中分子医薬品(ペプチド・核酸)“など、先端医療分野への投資に注力している。例としては、第一三共はエンハーツ、Dato-DXd、HER3-DXd、I-DXd、R-DXdといった5種のDXd-ADCに資源を集中させ、開発および価値最大化を図っている。

◆『大型製品・戦略品のLCM開発による製品価値最大化』については、既存の大型製品や直近で発売した新薬を重要戦略品と位置づけ、LCM(ライフサイクルマネジメント)の開発を推進している。例えば、エーザイは、重点戦略品と位置付ける、アルツハイマー病治療薬「レケンビ」について、効能・剤型追加を積極的に進めている。

◆このほか、国内企業では、グローバル化を推進するための研究開発拠点、ライセンスの獲得が活発である。例えば、小野薬品工業はDecipheraの買収を通じて、欧米での製品・後期開発パイプラインの獲得を進めているほか、国内外の企業やバイオベンチャー、アカデミアなどと積極的なオープンイノベーションを展開し、画期的・革新的な創薬に取り組んでいる。また、外資系企業では、日本でのドラッグラグ・ロス解消に向けた取り組みを積極的に展開し、グローバル開発品目における日本人の早期参加、日本における橋渡し研究の強化を推進している。

◆当資料では、主要製薬企業のR&D戦略を、組織体制、R&D費・人員、新薬の発売・開発、知的財産権・ライセンシング状況などの観点から多角的に分析。さらに、海外市場への対応や最先端研究の取り組みも取り上げ、主要各社の今後の展望をレポートしている。


【調査対象企業】
<国内企業>
武田薬品工業、大塚製薬、アステラス製薬、第一三共、エーザイ、
田辺三菱製薬、小野薬品工業、住友ファーマ、塩野義製薬

<外資系企業>
中外製薬、MSD、ファイザー、アストラゼネカ、ノバルティスファーマ、
ヤンセンファーマ、日本イーライリリー、サノフィ、アッヴィ、
ブリストル マイヤーズ スクイブ、グラクソ・スミスクライン


【調査実査日】
2024年10月~2025年3月




【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000318794&id=bodyimage1


<資料名>
2025年 製薬企業のR&D戦略
ー先端医療の研究開発とLCMによる製品価値最大化を目指す各社のR&D戦略ー

URL:https://www.tpc-osaka.com/c/medical_pharm/mr310250650
発刊日:2025年4月10日  頒価:108,900円(税込)


【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110




【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358
メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com



配信元企業:TPCマーケティングリサーチ株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、製薬企業のR&D戦略について調査結果を発表