市場に展開されるロボットのラインナップが増加したことで、物流現場での自動化の選択肢が増える一方、海外メーカーの日本市場参入も引き続き活発化しており、物流ロボットメーカーの競争は激化している。 なお、これまで大規模投資が必要となるロボットの導入は荷主企業が中心となり行われていたが、昨今は物流企業自身がロボットを現場に導入するケースも増加している。また、物流ロボットを購入ではなくサービスとして利用するRaaS(Robotics as a Service)展開が増えたことや、各種補助金が追い風となり、中小企業のロボット導入も徐々に見られるようになっている。 さらに、これまで消費者寄りの物流倉庫・小売や卸の物流センターへの導入が多かったが、工場横倉庫・パーツセンターなど工場寄りの倉庫にロボットが導入されるケースも見られ、物流ロボットが導入される現場が広がる傾向にある。