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「日本観光特産大賞」(https://jtmm.jp/award/)とは、毎年12月に一般社団法人日本観光文化協会が、食と観光、地元グルメ、お土産品などでその年話題になった観光特産品を表彰してゆく制度です。受賞品は2025年1月18日(土)に開催されるMMPグループの全国大会で紹介します。
※観光でその地域を訪れたいと望む人々にとっては、その地域が選択に値する魅力あるものが存在していることが重要となるため、一般社団法人日本観光文化協会では「観光特産」を 「観光資源と地域特産の融合によって生み出された商品及びサービス」であると定義しています。
観光特産 = 観光資源 x 地域特産
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(一社)日本観光文化協会 小塩会長からのコメント
インバウンド需要により、都市圏だけでなく地方への外国人観光客の来訪も増え、国内だけでなく海外においても日本全国の観光特産品が注目を浴びています。観光特産品は「現地で食べないと」「現地で体験しないと」本当の意味で味わったとは言えません。一番大切なことは「現地で味わう」ことです。日本観光特産大賞の審査委員会では今後も全国の特産品をご紹介させていただきたいと考えています。本年、2024年度は以下のように決定いたしました。
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グランプリに輝いた「福岡県:玄海もん(玄界灘の魚介「ふぐ」と「あなご」)」については、審査員の一人、笠谷圭児より「世界遺産『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群の優秀な観光資源や玄界灘の水産資源、それを生業にしている人たちの熱意とバックアップする行政。地方創生SDGsの未来都市にも選定されている。最近ではテレビ報道されている「ふぐ」「あなご」や九州でも最大規模の道の駅「むなかた道の駅」、素晴らしい観光特産への取り組みである。」との評をいただいております。
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■日本観光特産大賞「グランプリ」 福岡県:玄海もん(玄界灘の魚介)
◆受賞団体 宗像漁協組合
◆商品特性 宗像漁協組合の「ふぐ」と「あなご」は宗像の漁業者たち独自の漁獲技術と地元愛の情熱が込められた魚種。これらの特産品を通じて地域の経済を支えるだけでなく、観光客にとっても魅力的な体験を提供している。玄界灘の魚介は、その品質の高さと地域の歴史と文化を感じることができる貴重な観光資源となっている。「ふぐ」と「あなご」は、宗像市が進める「持続可能な漁業」への取り組み、そして地域文化との強い結びつきを持つ観光特産。
◆推薦のことば
・玄界灘の荒波にもまれ育ったふぐやアナゴは、その「香り」「旨み」「身のしまり」「歯ごたえ」など最高品質と言われる。この最高品質を、リーズナブルな価格で、いろいろなスタイルで存分に楽しむことのできるイベントも開催されている。(舘和彦)
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■金賞「優秀賞」 高知県:こけらずし
◆受賞団体 高知県 東洋町役場
◆商品特性 「こけらずし」は、高知県東洋町の代表的料理。米が貴重だった時代、すしはなによりのごちそうだった。冠婚葬祭や出世祝い、還暦祝いなどのハレの日には必ず、すしが食べられてきた。代表的なすしの一つ「押しずし」の一種に挙げられるのが「こけらずし」である。四角い木枠に酢飯と具材をどんどん重ねていく「押しずし」で、デコレーションケーキのようなカラフルな見た目が特徴である。具を幾重にも重ねる様子が“喜びを重ねる”という意味合いを持たせ、縁起物として伝わっている。
◆推薦のことば
・「こけらずし」は、1986年には「全国おにぎり100選」にも選定された。東洋町白浜では毎年1月に「こけらまつり」が開催され、「こけらずし」が振る舞われる。高知県民とは切っても切れないすし文化を県内外に発信しようと、2018年には官民連携して「土佐寿司を盛り上げる会」を設立。メディアやイベントなどを通じて、「土佐寿司」の普及に取り組んでいる。(日野隆生)
・見た目がとにかく華やかで、写真を撮りたくなるような「映え」が感じられる。一方、脈々と続いてきた文化としての歴史も並立しているところが観光特産としての価値を感じる。(植田聡子)
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■金賞「ニューウェーブ賞」 千葉県:コーヒー「プリンス徳川カフェ」
◆受賞団体 プリンス徳川プロジェクト
◆商品特性 江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の弟で、最後の水戸藩主の徳川昭武の館がある松戸市のプロジェクト。昭武や渋沢栄一が幕末期にパリ万博に向けて渡仏し、飲んだコーヒーの美味しさに感動したとの日記を元に豆の産地や煎り方等を史実に由来し再現したコーヒーを松戸市内のみで販売し、またコーヒー抽出後の殻を使用したストールやマフラー、その他関連菓子等、SGDsの観点から最後まで使い切る「作る責任、使う責任」を実行するプロジェクト。
◆推薦のことば
・ 徳川慶喜公の弟・昭武公がパリや欧州各国で愛したコーヒーをベースに、観光協会と松戸市が街と食を盛り上げようと企画されていて、このプリンス徳川のコーヒーを中心に、様々な展開がなされている。コーヒーはもちろんのこと、和菓子、洋菓子からビールまで多彩な展開が見られる。これらは松戸市内でのみ販売されている。また、コーヒー抽出後の殻までも上手く活用し、ストールやマフラーにするなど、最後まで使い切るSDGsの観点においても高く評価したい。このような取り組みはまさにこれからの観光特産の良い例となるであろう。(槙利絵子)
・モカの代表といえるイエメン産のモカ・マタリを、コクと香りを求めた深煎りで仕上げている。但し、フルーティな酸味が持ち味のモカを深煎りすることで苦みが強くなり、本来の風味を消し去るのは勿体無い。せめて中煎り程度に留め、歴史も大切だが拘りよりも風味を優先して欲しい飲み物である。(金廣利三)
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<日本観光特産大賞>
◆審査方法:一般社団法人日本観光文化協会会員によりノミネートされた品を当協会専門委員会による選考で16品に絞りこみ
◆最終選考:審査員によるランキング付け・順位を数値化し集計
審査員(敬称略):日野隆生(元東京富士大学教授) 舘和彦(愛知学泉大学教授)
笠谷圭児(経済産業省認可セールスレップ・販路コーディネータ協同組合副理事長)
金廣利三(6次産業化プランナー)槙利絵子(観光特産士マイスター・観光コーディネーター)
植田 聡子(観光PRコンサルタント、JTCC認定観光コーディネーター、日本観光士会認定講師)
小塩稲之(日本観光文化協会会長)
【主 催】 一般社団法人 日本観光文化協会
【運 営】 日本観光特産士 運営事務局
【問い合わせ】 日本観光文化協会「日本観光特産大賞」事務局 担当 北(きた)TEL03-5948-6581
配信元企業:一般社団法人 日本観光文化協会
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