この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=松本竜馬)は、乳酸菌サプライヤーの事業戦略について調査を実施、その結果を発表した。

【調査結果】
◆2023年における国内の乳酸菌関連素材の市場は、前年比6.1%増の223.7億円となった。伸長要因の1つとしては、キリンホールディングスの「プラズマ乳酸菌」がコロナ禍中に本格的なBtoB展開を開始し、大手とのパートナーシップを結ぶ形で急速に販路を拡大していることが挙げられる。同社では、製造体制の増強によって本格的な海外展開もスタートしており、市場全体の伸長に大きく寄与する形となった。

◆一方、国内市場では継続する原料コストや輸送コストの高騰によって乳製品向けの原料販売高が停滞。こうした中で、サプリメント用途に向けた機能性素材の販売が好調に推移し、市場全体における成長の軸となっている。同用途については、コロナ禍の終息によって免疫以外のヘルスクレームについてもニーズが拡大。特に、海外で注目を集めるフェムケア関連の素材をクリスチャンハンセンジャパンやダニスコジャパンなどが導入し、最新のエビデンスデータを活用する形で販路を広げた。

◆その他にも、森永乳業ではメンタルケアに対応した「はぴねす乳酸菌」や認知機能対策を謳った「MCC1274」、カネカではメタボ対策を謳った「AB-LIFE」、スノーデンでは乳酸菌生産物質を化粧品原料として加工した「乳酸菌分解プラセンタ発酵液」など、新規のヘルスクレーム・用途に向けた製品投入が続いている。これらの素材は高付加価値化や差別化につながる素材として様々な規模のユーザーから注目された。

◆ 2024年以降は紅麹問題などによる関連制度の厳格化なども進んでおり、国内経済が鈍化していく中でエビデンスデータやコスト面でより厳しい競争が生じていくことが考えられる。本書では、目まぐるしく変化している現状において国内外のサプライヤーがどのような開発・販売戦略を採用してきたのかを調査。様々な規模の企業におけるコロナ禍以降の動きを把握することで、今後の戦略策定に寄与するデータを提供する。

【調査要覧】
・市場概況(末端製品市場の推移、消費者意識の変化)
・参入企業(主要企業のポジショニング、事業範囲)
・製品分析(用途・ヘルスクレームへの対応状況)
・近年の研究開発動向(参入各社の研究開発とその進捗)
・販売戦略(各社の主要チャネルや、ターゲットへのアプローチ方法)
・市場分析(全体、菌体のタイプ別・用途別・企業別の市場規模推移)
<調査対象企業>
森永乳業、クリスチャンハンセンジャパン、ダニスコジャパン、亀田製菓、コンビ、キリンホールディングス、
日東薬品工業ホールディングス、三菱ケミカル、光英科学研究所、IHM、キティー、SYNBIO TECH など
個別企業編12社、個別企業編(簡易)15社を収録

【調査実査日】
2024年9月~11月

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000308570&id=bodyimage1

<資料名>
2024年 乳酸菌サプライヤーの事業戦略調査
―死菌が海外でも注目! 国内ではサプリメント市場の開拓に向けたヘルスクレーム探求が進む―
URL:https://www.tpc-osaka.com/c/health/mr220240639
発刊日:2024年11月12日   頒価:99,000円(税込108,900円)


【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110

【本件に関するお問い合わせ】
電話番号:06-6538-5358
メールアドレス:webmarke@tpc-osaka.com



配信元企業:TPCマーケティングリサーチ株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、乳酸菌サプライヤーの事業戦略について調査結果を発表