株式会社パテント・リザルトは10月17日、『リン酸鉄リチウムイオン電池関連技術』について、世界での特許総合力を示す「グローバルスコア」の企業ランキングを、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用いて集計しました。

リン酸鉄リチウムイオン電池は正極にリン酸鉄を用いたリチウムイオン電池の一種で、安全性と長寿命が特長であることから電気自動車やエネルギー貯蔵システムに広く採用されています。
リン酸鉄は希少金属ではないため環境負荷が低く、またコストパフォーマンスの高さから、今後さらに普及が見込まれています。本調査では『リン酸鉄リチウムイオン電池関連技術』に注目し、日本、米国、欧州、中国の主要4国・地域における「パテントスコア」(個別特許の注目度を得点化)を合算し、世界における特許の質と量を総合的に見た評価を行いました。

集計の結果、「グローバルスコア ランキング」では、1位 LG ENERGY SOLUTION(韓)、2位 CATL(中)、3位 東芝となりました。



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1位 LG ENERGY SOLUTIONは日本に続いて米国特許の寄与が大きくなっており、米国特許におけるランキングでも1位となっています。注目度の高い特許には、「水溶性の電解質を備え、耐高温特性に優れたリン酸鉄系リチウム二次電池」や「リン酸鉄リチウムを含む電極活物質粒子を隔膜のコーティング層に使用することで、安全性と性能を両立させたセパレータ及びこれを備えた電気化学素子」などが挙げられます。

2位 CATLは中国に次いで日本、欧州特許の寄与が大きくなっております。注目度の高い特許には、「簡単な工程で高い回収率と純度を実現する、リン酸鉄リチウム正極材料の製造方法」や「表面に酸化物層をコーティングする改質処理により、高温での安全性と長寿命化を実現するリチウムイオン電池用の正極活物質」などが挙げられます。

3位 東芝は日本特許に並び米国、中国特許の寄与が大きくなっています。注目度の高い特許は「チタン含有酸化物負極を持つリチウムイオン電池における電解液酸化分解を抑制できる正極材料としてのリン酸鉄リチウム」や「リン酸鉄系正極材料とチタン含有酸化物負極との組み合わせにより、高温環境下での性能及び寿命を向上させた非水電解質二次電池」などがあります。

4位 BRUNP RECYCLINGは「低コスト及び簡単な操作性で作製でき、リチウムイオン電池の正極材料やセラミックス・コーティングなどに使用できるリン酸鉄の製造方法」などが、5位 住友金属鉱山は「表面処理された酸化物粒子を用いることで性能が向上する二次電池正極あるいは負極用活物質層の製造方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。

6位以下には半導体エネルギー研究所、積水化学工業などがランクインしています。


本分析の詳細については、『リン酸鉄リチウムイオン電池関連技術』グローバルスコア:ランキングデータにてご覧いただけます。


■価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/ranking/total/gls-ironphosphate.html


■本件に関するお問い合わせ先
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
ホームページURL:https://www.patentresult.co.jp/
メールアドレス:info@patentresult.co.jp


■会社概要
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒113-0033 東京都文京区本郷2-15-13 お茶の水ウイングビル5階



配信元企業:株式会社パテント・リザルト
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情報提供元: Dream News
記事名:「 【リン酸鉄リチウムイオン電池関連技術】 グローバルスコア ランキング トップ3はLG ENERGY SOLUTION、CATL、東芝