IDTechEx(先進技術調査会社: 本社英国 ケンブリッジ)は、『新たな二酸化炭素回収用途に向けたMOF生産』と題したウェビナーを、2024年5月23日(木)に開催します。

金属有機構造体(MOF)は、その設計の自由度と構造の汎用性により、数多くの用途で幅広い関心を集めてきましたが、これまでに何度か行われた商用化の試みは失敗に終わっています。しかし、MOFが持つ調整の容易さ、サイクル安定性、選択的吸着・脱着性という特性により、二酸化炭素回収など、さまざまな重要なエネルギー集約型技術のためのエネルギー効率の高い代替案として、商用化の機会が開かれようとしています。
二酸化炭素回収技術の導入はネットゼロ排出目標を達成する上で重要な手段です。アミン溶液を用いたCO2回収法(アミンスクラビング法)は、技術成熟度は高いレベルにあるものの、主に溶液再生設備に多大なコストがかかり、エネルギー消費量も高いため、現状ではそれほど導入が進んでいません。一方、MOFを用いるモジュール式固体吸着剤炭素回収システムは、溶液を用いたシステムと比べ、吸着剤再生に必要な
エネルギーが大幅に削減され、吸着剤の安定性とCO2の選択性が向上し、設備投資を抑えられることなどが追い風となり、その勢いを増しつつあります。実際ここ5年間では、スタートアップ企業数社が、MOFを用いる二酸化炭素回収用途に注力すべく戦略転換を図っています。ただしこれを実現するには、MOFメーカー、炭素回収技術開発者、産業のエンドユーザー間でパートナーシップを結び、スケールアップの実証を目的として、MOFのスケーラブルな生産方法を確立する必要があります。

本ウェビナーでは、IDTechExのテクノロジーアナリストDr Shababa Selimが、最新調査をもとに解説します。

<開催概要>
テーマ:『新たな二酸化炭素回収用途に向けたMOF生産』
(Manufacturing MOFs for Emerging Carbon Capture Applications)
開催日時: 2024年5月23日(水) 10時もしくは18時から30分間
開催方法:オンライン
言語:英語
参加費:無料(事前登録制)
https://www.idtechex.com/ja/webinar/26032-12383-12394-20108-37240-21270-28845-32032-22238-21454-29992-36884-12395-21521-12369-12383-mof-29983-29987/587



【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000297867&id=bodyimage1


当日カバーする内容(予定)
- 金属有機構造体とその新たな用途の概要
- 産業用途に向けたMOF生産のスケールアップ
- MOFの生産コストと販売価格について
- MOFを用いた点源炭素回収・直接空気回収ソリューション事例と現行技術との比較
- 二酸化炭素回収におけるMOFの見通し(機会や課題など)

IDTechExは関連する調査レポートを4月に発行しました。
『金属有機構造体(MOF) 2024-2034年:市場、技術、有力企業』
https://www.idtechex.com/ja/research-report/metal-organic-frameworks-mofs-2024-2034-market-technology-and-players/1004
本無料ウェビナー(英語)で使用した資料は、後日、提供します。

IDTechExは、その他にも先進技術に関連するウェビナーを開催しています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
https://www.idtechex.com/ja/research/webinars

【本件に関するお問合せは、下記まで】
アイディーテックエックス株式会社 (IDTechEx日本法人)
100-0005 東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル21階
URL: https://www.idtechex.com/ja
担当:村越美和子  m.murakoshi@idtechex.com
電話 : 03-3216-7209



配信元企業:アイディーテックエックス株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 『金属有機構造体(MOF)』の新たな用途、技術に関する無料ウェビナーをIDTechExが開催します。ぜひ、ご参加ください。