日本臨床カンナビノイド学会(事務局:神奈川県川崎市)は、本年4月7日から一般向けの公式サイト(https://cannabinoids.jp)を公開しました。

本学会は、2015年の設立以来、m3.com <エムスリー> という32万人以上の医師が登録する日本最大級の医療従事者専用サイトのサービスの1つであるWEBサイト開設機能を利用してきました。

新しいサイトでは、デザインを一新し、PC(パソコン)、スマートフォン、タブレットを含むすべてのデバイスに合わせてコンテンツを自動で最適化しています。サイトのコンテンツは下記の通りになっています。

最新情報、JCAC概要、学術大会、カンナビノイド基礎情報、E-ラーニング講座、
出版/学術誌、倫理審査委員会等の活動、国際会議/論文投稿支援、リンク集、入会案内

一般向けサイト
https://cannabinoids.jp

旧来からのWEBサイトは、医療従事者・研究者が加入する正会員と、賛助法人会員/賛助個人会員のための会員向けのサイトに区別し、会員加入手続きについては、引き続きm3.comのシステムを利用していきます。また、会員向けサイトは、設立当初からの過去9年間の発表資料や演題録画、約130タイトルを視聴することができ、会員限定のコンテンツを提供しています。

会員向けサイト
http://cannabis.kenkyuukai.jp/



【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000296603&id=bodyimage1

<用語集>

Δ9-THC:
デルタ9-テトラヒドロカンナビノール。THCとも表記される。144種類ある大麻草の独自成分カンナビノイドのうち、最も向精神作用のある成分。いわゆるマリファナの主成分として知られている。痛みの緩和、吐き気の抑制、けいれん抑制、食欲増進、アルツハイマー病への薬効があることが知られている。

CBD:
カンナビジオール。144種類ある大麻草の独自成分カンナビノイドのうち、向精神作用のない成分で、てんかんの他に、アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症、神経性疼痛、統合失調症、社会不安、抑うつ、抗がん、吐き気抑制、炎症性疾患、関節リウマチ、感染症、クローン病、心血管疾患、糖尿病合併症などの治療効果を有する可能性があると報告されている。2018年6月に行われたWHO/ECDD(依存性薬物専門家委員会)の批判的審査では、純粋なCBDは国際薬物規制の対象外であると勧告された。

内因性カンナビノイド系:
内因性カンナビノイド系は、内因性リガンド(アナンダミド、2-AG等)、それらのカンナビノイド受容体(CB1,CB2等)、および内因性カンナビノイドの形成と分解を触媒する酵素(FAAH、MAGL等)を含む脂質の複雑なネットワークである。内因性カンナビノイド系は、学習と記憶、感情処理、睡眠、体温制御、痛みの制御、炎症と免疫応答、食欲など、私たちの最も重要な身体機能の調節および制御を担っている。

2018年米国農業法による「ヘンプ」の定義:
「ヘンプ」という用語は、「大麻(学名Cannabis sativa L.)」の植物および、その植物のいずれかの部位(種子と全ての派生物、抽出物、カンナビノイド、異性体、酸、塩、異性体の塩を含む)であり、成長しているか否かにかかわらず、デルタ-9-テトラヒドロカンナビノール(delta-9 tetrahydrocannabinol)の濃度が乾燥重量ベースで0.3%以下であるもの」を指す。

(一社)日本臨床カンナビノイド学会
2015年9月に設立し、学会編著「カンナビノドの科学」(築地書館)を同時に刊行した。同年12月末には、一般社団法人化し、それ以降、毎年、春の学術セミナーと秋の学術集会の年2回の学会を開催している。2016年からは、国際カンナビノイド医療学会;International Association for Cannabinoid Medicines (IACM)の正式な日本支部となっている。E-ラーニングによる専門家育成(登録医/登録師)、研究支援等を行い、世界的に権威のある"Cannabis and Cannabinoid Research"(大麻&カンナビノイド研究)を公式ジャーナルとしている。2023年10月段階で、正会員(医療従事者、研究者)113名、賛助法人会員13名、 賛助個人会員11名、合計137名を有する。http://cannabis.kenkyuukai.jp/





配信元企業:一般社団法人日本臨床カンナビノイド学会
プレスリリース詳細へ

ドリームニューストップへ
情報提供元: Dream News
記事名:「 日本臨床カンナビノイド学会、一般向けの公式サイトをオープン