組織の内部に侵入・潜伏する脅威に対するエンドポイント対策として、Endpoint Detection and Response(以下 EDR)を導入する組織も増加していますが、アタックサーフェスの広がりにより、EDRがサポートしていないOS機器、およびネットワーク機器そのものにはEDRを導入できません。ネットワーク上に侵入・潜伏する脅威への対策として有効となるのが、Network Detection and Response(以下 NDR)です。NDRとEDRを組み合わせることで脅威への対策がさらに強固なものとなります。
●Vectra AI NDRの特長
Vectra AI NDRは、AIを活用してネットワークに侵入したセキュリティ上の脅威を可視化する、アプライアンス型のNDR製品です。スイッチのミラーポートからネットワークトラフィックデータを収集・分析することで、侵入されることを前提に脅威インシデントをリアルタイムに検出し影響範囲を特定します。
また、セキュリティに特化したAIが、検知した脅威の優先順位付けを自動化する「Attack Signal Intelligence(TM)」を搭載しており、緊急性の高いサイバー攻撃の調査・対応を迅速に行えます。
●ラックの「JSOC MSS NDR監視運用 for Vectra AI」の特長
「JSOC MSS NDR監視運用 for Vectra AI」は、Vectra AIの運用を代行するマネージドセキュリティサービスです。NDRが発したアラートを24時間365日体制で監視・分析し報告します。他社のEDR製品との連携が可能なため、NDRによるネットワークベースの検知からEDRによる端末側の分析まで、一貫したサービスの提供が可能です。セキュリティレベルの向上と運用の効率化に寄与し、「セキュリティ人材の不足」「大量アラートの対応による運用負荷」「24時間監視体制が作れない」などの課題を解決します。