これまでの本学会及び関係諸氏のご尽力により、アメリカFDAが大麻由来てんかん治療薬の承認、日本での国会にて大麻由来医薬品及び薬物治験が可能との答弁から、カンナビノイドの医療応用へ向けて治験が開始され、大きく前進しております。カンナビノイドの承認、適応拡大や、安全性確保のための体制構築に向けて専門家間での合意形成が求められ始めております。また、Cannabis and Cannabinoid Research誌がofficial journalとなり、本学術大会では、基礎、臨床、疫学、患者、行政、立法など多様性のある分野間でカンナビノイド臨床応用への現状と将来展望について議論が進むことを期待しております。
11:00 『CBDの科学-大麻由来成分の最新エビデンス』出版記念講演(ZOOMオンライン講演) カンナビノイド研究の父を偲ぶ:ラファエル・メシューラムとの四半世紀の共同研究 リンダ・パーカー(Linda A. Parker) グエルフ大学の心理学および共同神経科学プログラムの名誉教授 著書『Cannabinoids and the Brain』『CBD: What does the science say?』(MIT Press)
(一社)日本臨床カンナビノイド学会 2015年9月に設立し、学会編著「カンナビノドの科学」(築地書館)を同時に刊行した。同年12月末には、一般社団法人化し、それ以降、毎年、春の学術セミナーと秋の学術集会の年2回の学会を開催している。2016年からは、国際カンナビノイド医療学会;International Association for Cannabinoid Medicines (IACM)の正式な日本支部となっている。2023年4月段階で、正会員(医療従事者、研究者)101名、賛助法人会員14名、 賛助個人会員27名、合計142名を有する。http://cannabis.kenkyuukai.jp/