障がい者自立支援事業を行っている一般社団法人障がい者自立支援サポート(本社:愛知県名古屋市、代表:杉中忠)は、この度「聴覚障がい者と聴者のコミュニケーション」に関するアンケート調査を実施しましたので、結果をご報告いたします。

■調査概要
調査対象:10代~60代以上の男女
回答数:200名
調査期間:2023年10月11日~2023年10月13日
調査方法:インターネット調査
調査会社:自社調べ

※年齢・性別の内訳は以下の通りです。

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【質問】聴覚障がい者と手話で話してみたいですか?

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「はい」73%、「いいえ」27%でした。7割以上の人が聴覚障がい者と手話でコミュニケーションを取ってみたいと考えていることが明らかになりました。

●手話で話してみたいと思う理由(一部抜粋)

・小学生の時に少し手話をしていたから。(30代/女性/会社員・団体職員)
・自分自身としては手の動きに対して大変興味深いからです。(40代/男性/その他)
・多様性を考えてコミュニケーションをしっかりしたほうが良いと思うから。(30代/女性/会社員・団体職員)
・手話ができれば、聴覚障がい者と気軽に接する事ができるようになるから。(50代/男性/会社員・団体職員)
・言語ツールとして、話をできる人が増えるのはいいことだから。(10代/女性/学生)
・コミュニケーションの幅が広がり生活が豊かになるからです。(40代/男性/会社員・団体職員)
・小学生の時に難聴の友達がおり、少し手話も勉強したが中途半端な学習で終わってしまったため、しっかり勉強して日常会話を行えるようになりたいと考えているため。(30代/男性/会社員・団体職員)
・英語、フランス語、ドイツ語などと同じでひとつの言語だと思うので、相手が何を伝えようとしているのか理解したい。(40代/女性/自営業)

●手話で話してみたいと思わない理由(一部抜粋)

・話はしてみたいが手話を覚えられる気がしない。(30代/女性/会社員・団体職員)
・表情なども含め、全身を使って話すのが苦手だから。(50代/女性/その他)
・手話を覚えるのが大変そうなので。(50代/男性/会社員・団体職員)
・手話を行うには覚えることが多そうなので、筆談でもいいかと思うから。(40代/男性/その他)
・筆談の方が早そうなので。(30代/女性/会社員・団体職員)
・周りにいらっしゃらないので。以前の勤め先で聴覚障害者の方と接する機会があったが、筆談とジェスチャーで十分コミュニケーションがとれたから。(40代/女性/無職)
・手話を覚えるのが難しそうだから。また、普段聴覚障がい者と接する機会がないので、どう接してよいのかわからないから。(40代/男性/その他)
・過去に手話を学んだことがあるが、種類が多すぎて覚えるのがかなり難しかったので、筆談で話したほうが自分には向いていると思ったから。(20代/女性/会社員・団体職員)

【質問】手話が使われやすい社会を作るには、何が必要だと思いますか?(複数回答可)

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最も多かったのが「学校で『手話学校で手話を学ぶ機会』を増やす」で150票でした。次いで「手話に親しみやすいイベントを設ける」94票、「聴覚障がい者と交流する機会を作る」91票、「行政や病院、ホテルなど、さまざまな場所に手話ができる人を配置する」82票、「その他」7票と続きます。「その他」の回答として、「普段から目にしやすい所にさりげなく手話を織り込む」、「話した内容を自動的に手話で表示してくれるアプリや、手話をカメラで見て自動的に言語化してくれるアプリを作る」などが挙がりました。

【質問】手話に対するイメージを教えてください。

・微妙なニュアンスを伝えるのが難しそう。(30代/女性/自営業)
・初めは難しいイメージがありますが、きちんと習えば誰でもできると思います。(60代以上/女性/無職)
・聴覚障がい者と共生していくための良い技術。(30代/男性/会社員・団体職員)
・手話を習いたいと思っても身近ではないので、中々手が出しにくい。(30代/女性/会社員・団体職員)
・コミュニケーションの重要な手段であると思います。(60代以上/男性/代表・役員)
・難しそうなので真面目に取り組まないと習得できなさそうです。(40代/男性/自営業)
・手話をする人も、聞く(見る)人も皆、表情が豊か。(40代/女性/無職)
・ハンドサインなので、やる気になって勉強すれば他国言語よりも簡単に覚えられそうなイメージ。(50代/男性/会社員・団体職員)
・覚えるのは難しそうだが、ニュース等で手話を使っているのを見ると、かっこいいなと感じる。(20代/女性/会社員・団体職員)
・どのくらい具体的に確実に伝わるのかよくわからない。次々と新語が必要になって大変そう。(30代/男性/会社員・団体職員)
・テレビでたまに見たりするのですが会話の細かいニュアンスまでどうやって伝わってるのか不思議に思います。(30代/女性/自営業)
・複雑なものもありますが、意外と簡単にできるものだったり、覚えやすいものが多くて『とても便利で面白いもの』というポジティブなイメージが強いです。(30代/女性/会社員・団体職員)


今回実施したアンケートによると、聴覚障がい者と手話でコミュニケーションを取りたい人は全体の7割にのぼることがわかりました。また、手話が使われやすい社会を作るには何が必要かたずねたところ、「学校で『手話学校で手話を学ぶ機会』を増やす」が150票と最も多く、小さな頃から手話に触れる環境を作ってほしいと考えている人が多いことも明らかになりました。
手話を覚えると世界が広がります。「おはよう」「ありがとう」など、日常で使う簡単な挨拶から始めてみてはいかがでしょうか。

■一般社団法人障がい者自立支援サポートとは
一般社団法人障がい者自立支援サポートは2016年に設立し、一般住宅を利用した誰もが安心して暮らせるグループホームを展開しています。地域と行政との密接な連携のもと、障がい者と健常者が幸せを共有できる場を提供しております。

一般社団法人障がい者自立支援サポート
本社:愛知県名古屋市北区若葉通2-3 第3諏訪ビル
代表理事:杉中忠
設立:2016年12月1日
事業内容:障がい者グループホームの開業支援・運営支援
https://sbo.or.jp/
https://sbo.or.jp/lp/business/



配信元企業:一般社団法人障がい者自立支援サポート
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情報提供元: Dream News
記事名:「 73%が「手話で話してみたい」と回答。聴覚障がい者と聴者のコミュニケーションに関するアンケート調査を実施