2. 石毛健太とBIENによるスキャン ザ ワールドをはじめ、街歩きを楽しむ仕掛けが 石毛健太とBIENによるスキャン ザ ワールドのような、来場者が作品と能動的に関わるプロジェクトのほか、街中に突如現れるデヴィッド・ホーヴィッツの〈change the name of the days〉など、八重洲、日本橋、京橋エリアを回遊しながら宝探しのように展示を楽しむ仕掛けが随所に。
3.国際的に活躍する注目の作家による巨大作品や日本初展示の海外作品も 国際的に活躍する写真家・西野壮平がエベレストに登頂し、その時に撮影した数万枚の写真から構成された大型作品《Mountain line “Everest“》が八重洲に出現。また、日本では初展示となるフランス人アーティスト・デュオのエルザ&ジョアナによるまるで映画の1シーンのような演出作品や、ドイツ人作家のリリィ・ルーレイによる都市を題材にしたコラージュ作品などが展開されます。
| 出展作家/キュレーターのご紹介 <写真家>
Elsa &Johanna(エルザ&ジョアナ)*来日 2014年から活動しているエルザ・パラ&ジョアナ・ベナイヌはフランス人のアーティスト・デュオ。写真とパフォーマンス、映像が交差し、自身を被写体に映画の物語のような演出された世界を創作している。2020年にPrix Découverte des Rencontres d'Arlesのファイナリストに選出。2021年末、カールスルーエ近代美術館で初の回顧展を開催。2022年9月には、ヨーロッパ写真美術館のスタジオで展示を行った。
System of Culture(システム オブ カルチャー) 2017年に活動をスタート。日常の気づきを元に、絵画や映画など様々なものからインスピレーションを得て構築される “作られた” 写真である。現代社会を客観的に見つめながら、シニカルに淡々と意味深な瞬間を作り出し、日常において私たちにささやかな視点の転換を投げかけている。「JAPAN PHOTO AWARD 2021」Patricia Karallis賞受賞。「VOCA展2022」(上野の森美術館)。
SCAN THE WORLD(スキャン ザ ワールド) 2018年より活動を開始したSCAN THE WORLD (STW) は、アーティストの石毛健太とBIENが主導するハンディスキャナで新しい遊びを考えるプロジェクトの総称。過去の展覧会に「アペルト17 SCAN THE WORLD [NEW GAME]」 (金沢21世紀美術館、2022年)、「SCAN THE WORLD [ STAGE: TELEPHONE GAME]」 (TOH、東京、2021年)、 「SCAN THE WORLD [STAGE: COLLECTIVE BEHAVIOR]」(FL田SH、東京、2018年)。
David HORVITZ(デヴィッド・ホーヴィッツ)*来日 アメリカのコンセプチュアルアーティスト。カテゴリー化を拒む広大でノマド的な彼の作品群は、写真、アーティストブック、パフォーマンス、インターネット、メールアート、サウンド、ゴム印、美食、自然環境など、あらゆる形態に及ぶ。異なる場所、人、時間を隔てる距離の問題に問いを投げかけて、これらの距離を利用すること、弱体化させること、場合によっては消失させることの可能性を探っている。
寺田 健人(てらだ けんと) 1991年沖縄県生まれ。横浜国立大学大学院、都市イノベーション専攻博士課程後期に在籍。社会が作り出した「性」や「生まれ」に関する諸規範によって人々の行動・思考が決定されていく生政治に関心を持ち、ラディカル・フェミニズムが生み出した「個人的なことは政治的なこと」の実践としてパフォーマンスと写真を軸に制作を行う。「In this body of mine」(MassART×SoWa、ボストン、2023年)、「想像上の妻と娘にケーキを買って帰る」(Bank ART Kaiko、横浜、2022年)。
<共同キュレーター> Marc FEUSTEL(マーク・フューステル)*来日 パリを拠点に活動するライター、エディター、キュレーター。日本写真のスペシャリスト。「Tokyo Stories」(Kulturhuset、ストックホルム)、「細江英公:記憶の劇場」(Art Gallery of New South Wales、シドニー)、「Okinawa: une exception japonaise」(Le Plac'Art Photo、パリ)などの展覧会をキュレーションしている。また、鷹野隆大『ca.ra.ma.ru』(Libraryman、2022年)、柴田敏雄『Boundary Hunt』(Poursuite、2021年)、普後均『BLACKOUT』(L'Artiere、2018年)などのライターや編集者としても活躍。フォトフェスティバルやイベント等での講演も多い。
◆「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023」開催概要 名称:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO 2023
会期:2023年10月7日(土)~29日(日)
会場:東京駅東側エリア(八重洲・日本橋・京橋) 東京スクエアガーデン、東京ミッドタウン八重洲、JR東京駅(八重洲中央口改札外 グランスタ八重洲)、国立映画アーカイブ、TODA BUILDING工事仮囲、東京建物八重洲ビル、東京建物日本橋ビル、東京建物八重洲仲通りビル、大丸東京店、BAG-Brillia Art Gallery- +2、art space kimura ASK?、72Gallery 他
入場:無料
主催:一般社団法人TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY 主管:株式会社シー・エム・エス 企画:T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO実行委員会 特別協賛:TOKYO SQUARE GARDEN、東京ミッドタウン八重洲、東京建物株式会社、戸田建設株式会社 協賛:一般社団法人東京ステーションシティ運営協議会、中央日本土地建物株式会社、大丸東京店 協力:国立映画アーカイブ、東京地下鉄株式会社、株式会社POD、株式会社フラットラボ、公益財団法人 彫刻の森芸術文化財団、株式会社クオラス、株式会社写真弘社 後援:京橋一の部連合町会、京橋三丁目町会 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【芸術文化魅力創出助成】 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ 公式サイト:https://t3photo.tokyo/ ※協賛企業社名は現時点の情報です。更新される可能性がございます。
◆ T3 PHOTO FESTIVAL TOKYOとは? 2017年の開始から今回で5回目を迎える「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」は、世界的にも珍しい大都市の中心で開催される「屋外型国際写真祭」です。メインの舞台となるのは東京の【八重洲・日本橋・京橋】。中でも八重洲・京橋は、東京駅や銀座、日本橋に挟まれた絶好の立地にも関わらず、多くの人にとってオフィス街のイメージがあります。しかしその歴史を紐解くと、江戸時代には城下町として文化が栄え、明治、大正、昭和と多くの文化人が足しげく通ったエリア。現在も江戸時代から続く老舗や、150以上の古美術商や画廊が存在するなど、都内有数のアートの集積地として高いポテンシャルを秘めています。世界水準のアーティストたちによる作品展示やパブリックプログラム、さらには日本国内14の美大・専門学校と協力し開催する「STUDENT PROJECT」を通じて、同エリアが「次世代の写真文化を育むアジアのハブ」となることを目指し開催しています。
◆一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(T.I.P.)について
|写真の未来を語り、交流する場所の創造 一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY(T.I.P.)は、(1)教育事業、(2)アーティストインレジデンス(AIR)事業、(3)地域文化事業という3つの事業を柱に活動を行う一般社団法人です。写真展示ギャラリーや、会員向けライブラリー、撮影スタジオなどの設備を持ち、写真文化と地域への貢献をミッションに活動をしています。
会社名:一般社団法人 TOKYO INSTITUTE of PHOTOGRAPHY 創業:2010年8月 所在地:東京都中央区京橋3-6-6 エクスアートビル 1F 電話番号:03-5524-6994 HP:https://tip.or.jp/abouttip