疾病分析センター(Center for Disease Analysis、英文略称:CDA)財団1が欧州肝臓学会(EASL)の場で発表した新たな研究によると、B型肝炎(HBV)およびC型肝炎(HCV)ウイルスは、高い発がん性を有しており、複数の臓器や部位のがんを引き起こすことが明らかになりました。報告によると、B型肝炎およびC型肝炎の感染者は、「1日1箱、タバコを積極的に吸う人と同等か、それ以上に高いがん発症リスクを持つ」とされています。同報告は、HBVとHCVが「がんを引き起こす感染症として考慮されるべきであり、国際的なガイドラインもそれに応じて再考されるべきである」と結論づけました。