当社は、本臨床試験において、腫瘍浸潤リンパ球の製造を受託することを目的として、同製造法の技術移転に関する共同研究契約を2023年6月26日に締結しました。TIL療法は、高度なTILの培養技術が必要なため、実施可能な施設は世界でも約10施設程度にとどまります。国際医療福祉大学医学部免疫学の河上裕教授(慶應義塾大学医学部名誉教授)らは、このTILの培養技術を日本で最初に確立し、既に2017年に3例の悪性黒色腫患者に TIL 療法を実施しています。当社は、河上教授らが確立したTILの製造法に関する技術移転を受け、同臨床試験の細胞加工を実施する予定です。