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重度障害や難病患者が自宅で暮らせるように――
重度訪問介護サービスをビジネスにした
社会起業家(ソーシャルアントレプレナー)の軌跡
脳性麻痺や難病で重度の肢体不自由がある人や強度行動障害のある人など、いわゆる重度障害者は、これまで施設・病院で暮らすことが″当たり前"とされてきました。本人は家で過ごしたい、家族も家で過ごしてほしいという気持ちがあっても、介助サポートなしで家で過ごすのは容易ではありません。そんな重度障害者に対して、訪問介護サービスはあるものの、未だに全国的に充実していません。介護スタッフの成り手が圧倒的に不足しているためなかなかサービスが普及していかないのです。
著者はこの命の尊厳に関わるような重要な社会課題をビジネスの力で解決したいと思い、会社を立ち上げ、重度訪問介護事業所の全国展開に取り組んでいます。福祉業界ではタブーとされる利益の追求に切り込むことで、人材への投資、サービス品質の向上、事業規模の拡大を実現しているのです。
本書は、介護サービスを受けたくても受けられない介護難民をゼロにするために、ソーシャルイノベーションを起こそうとする一人の経営者の軌跡です。著者が見てきた重度障害者の現状や重度訪問介護の重要性を、現場の生の声とともに綴った一冊です。
【書籍情報】
書 名:『異端の福祉 「重度訪問介護」をビジネスにした男』
著 者:高浜 敏之(タカハマ トシユキ)
発売日:2023年3月22日
定 価:1,500円(税込価格 1,650円)
体 裁:四六判・並製/214ページ
ISBN :978-4-344-94182-3
【目次】
プロローグ 本当の強さを求めて―福祉の道へ
第1章 重度障害者の介護へ
目の当たりにした過酷な現実
第2章 国の制度ができてもサービスが受けられない
働き手不足の重度訪問介護
第3章 誰もやらないなら自分でやるしかない
重度障害者が自宅で過ごせる介護事業を立ち上げる
第4章 利益の出る仕組みをつくり、従業員には高い給料を支払うことでサービス品質を高める
「福祉は清貧であれ」という業界の常識を覆す
第5章 会社を成長させることが社会課題を解決する
必要な人が必要な介護を受けられる社会を目指して
【著者プロフィール】
高浜敏之 (タカハマ トシユキ)
1972年生まれ、東京都出身。慶應義塾大学文学部哲学科卒。大学卒業後、介護福祉社会運動の世界へ。自立障害者の介助者、障害者運動、ホームレス支援活動を経て、介護系ベンチャー企業の立ち上げに参加。デイサービスの管理者、事業統括、新規事業の企画立案、エリア開発などを経験。2020年8月に株式会社土屋を起業。代表取締役兼CEOに就任。2023年1月には、重度障害者を24時間在宅で支援する重度訪問介護事業所「ホームケア土屋」を全国47都道府県に広げる。ALSなどの難病や重度の障害があっても、望む地域で望む人と安心して暮らせる社会の実現を目指し、日々奔走している。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000277494&id=bodyimage1】
配信元企業:株式会社幻冬舎メディアコンサルティング
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