彼女たちと一緒に熱情を重ね続ければいい。そのまま積み上げ、熱狂という大勝負をSAIGO NO BANSANと一緒に仕掛けていこうじゃないか。
「1000日後に解散するグループ」として活動中のSAIGO NO BANSANが、登場。フロア中から響き渡る熱いクラップ。ライブは、軽やかに跳ねたビートに乗せ、甘くソフトな歌声を魅力に歌いだす『トリステス』からスタート。シティポップのようなスタイリッシュさを抱きながらも、その中から、滾る熱いエナジーが滲み出てくる。親しみやすさを感じながらも、触れたら火傷しそうな危険な香りを覚えるのは、彼女たち自身が、清楚な表情の中へ、熱情した思いを秘めながら歌っているから??メンバーみんなが歌のヒロインに心を染めあげ、声を通して揺れ動く思いを伝えてきた。
SAIGO NO BANSANは、1曲ごとにいろんな表情を見せてゆく。少し小悪魔風な魅力も示しながら、彼女たちは甘さの中へスリリングな香りもチラつかせ、『ガールズ革命』を歌っていた。次々と思いや曲調を塗りかえながら。でも、その曲ごとのヒロインに彼女たちはみずからを染めあげ、-その歌に相応しい姿で思いを響かせる。だから、曲ごとにドキドキしながら。でも、その姿を熱い視線を向けて追いかけたくなる。まさに、それこそがSAIGO NO BANSANらしい革命のスタイルだ。
ライブは止まることなく、さらに熱を上げるようにエレクトロでダンサブルな『Loser Game』へ。ときに強く言葉を吐きだすように歌いながら、強烈なビートに乗せ、彼女たちは沸き立つ思いをパワフルにぶつけていた。5人が仕掛けたゲームに乗って、一緒に熱狂をベットしてゆくのか、いかないのか。いや、ベットしない理由はない。彼女たちと一緒に、ビートに次々と熱情を重ね続ければいい。そのまま積み上げ、熱狂という大勝負をSAIGO NO BANSANと一緒に仕掛けていこうじゃないか。
めちゃくちゃパワフルで激しさを抱いた攻撃的なダンスナンバーだ。最後にSAIGO NO BANSANは『AspirationZ』を歌い、もっともっと感情をぶちアゲちまいなよと熱く煽っていた。華やかなダンスパフォーマンスなのに、そこからは熱情した気迫が伝わってくる。6人のパワフルな姿に気持ちをガンガンに押されるまま、フロアのあちこちで飛び跳ね、踊り狂う人たちも登場。SAIGO NO BANSANは、ずっとずっと気持ちを熱く騒がせ続けていた。そのパワーへ引っ張られるままに、ずっと熱狂し続けていた。
声優の早坂七星が映像の声を担当。 「ななちぇんじ」とは…ランダムに表示された画像を撮影し、撮影した物販へ足を運ぶ。そこに用意してあるQRコードを読み込むと、そのグループのことを詳しく知れる特典(記事や映像など)に辿りつける。この企画のために、それぞれのグループが映像を用意した。その内容を、イラスト化された早坂七星(ななちぇ)が映像を通して説明をしていた。この企画も、イベント「THE POWER SOURCE」の嬉しい魅力になっていた。
続くSEKAI NO OWARIのカバー曲『silent』では、伊田江里奈と吉田梨乃が椅子に座って歌唱。2人は温かい歌声を掛け合いながら、甘い世界観を描きだす。2人は、少しずつ歌声に熱を加えながら、切ないクリスマスの景色を描写。2人の歌声が重なりあったときの絶妙な歌声の色合いに強く惹かれていた。互いの声の色を活かしながら、でも重なりあったときに生まれる微細なグラデーションを持った歌に、気持ちがグッと引き寄せられる。切ない歌だけど、とてもロマンチックに覚えてしまうのも、2人の歌声が、触れた一人一人の心へ優しく寄り添ってくれたからだ。
「言いたことがあるんだよ」「なになにー」のやり取りを合図に歌いだしたのが、超ダンサブルでエレクトロなアゲアゲのMIXチューン『1.2.3 LOVE FOREVER(ハード)』。アゲアデでキラキラアッパーな楽曲に飛び乗り、フロア中の人たちも超ノリノリに。「言いたいことがあるんだよ」「なになに」と連呼するパートで一緒に熱情。「俺もー」の声も飛び交うなど、観客たちと一緒に沸き立つ空間を作りあげていた。