※本書は『Filming the Fantastic with Virtual Technology』の日本語版です
【著者について】 Mark Sawicki(マーク・サウィッキ)は、1970年代後半にエフェクトカメラマン、アニメーター、コンポジターとしてVFX(視覚効果)業界に参入。トム・ハンクス主演の特番『フロム・ジ・アース/人類、月に立つ』の「エリア51」の共同スーパーバイザーとして、モデル、モーションコントロール、CGIを組み合わせた、伝統的な時代とデジタル時代の重要な転換点の一端を担う。Illusion Arts のカメラマンとして活躍する傍ら、TVシリーズ『スター・トレック』への貢献でエミー賞を受賞。その後、Custom Film effects の VFXスーパーバイザー兼リードカメラマンとして、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト ライジング』などに携わる。21世紀に入ってからは、書籍の執筆や スタン・ウィンストン・スクール・オブ・キャラクター・アーツ の教材の開発、映画学校で教鞭をとるため、制作活動から一時離れていた。現在は、バーチャルプロダクション アーティスト や 企業向けトレーナーとして、再び この分野に参入している。
Juniko Moody(ユニコ・ムーディ)は、USC Cinematic Arts 卒業後、モーションコントロール、コンポジット技術者として、New World Studios、Ultimatte Corporation、ILM に勤務。イーストマン・コダックの Cineon プロジェクトでディズニー映画『白雪姫』のデジタル修復を担当し、デジタル分野へ。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ に採用され、映画『ダイナソー』のCGIライティングとデジタル合成を担当。また、ディズニーやドリームワークスでは企業研修も担当した。USC Rossier School of Education で博士号を取得、現在も執筆や研究を続けている。