2022年12月8日、スイス、タルウィル - スイスのu-blox AG（日本法人：ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表入山鋭士）は、u blox ANT B11小型アンテナ・ボードを発表しました。このボードは、Bluetooth技術とユーブロックス独自の技術を組み合わせることで、高精度な方向探知と2D屋内測位を実現します。ANT-B11は商用トラッキング・ソリューションへの組み込みが可能で、方向検知アプリケーションおよび中規模スペースにおける屋内測位に最適です。
屋内での方向検知、測位、利便性
ANT-B11は、先に発表されたANT-B10と同様、GNSSなどの技術では効果的に機能させることが困難な屋内測位の課題解決に貢献します。ANT-B11は、u-blox NINA B411 Bluetooth 5.1モジュールを搭載し、ユーブロックス独自の角度計算アルゴリズムを実行するu-connectLocateソフトウェアを使用します。アプリケーション・ボードと組み合わせることで、ANT-B11は屋内側用のAoAのアンカー・ポイントとして機能します。このアンテナ・ボードによって計算される角度は、追加の処理を必要としません。つまり、そのままアプリケーション・レベルで使用することができます。
ANT-B11は、その方向に応じ、最終的な方位角または仰角を1秒以内に高精度で出力します。この情報をもとに、資産の追跡や、2D可視化を目的としたアプリケーションにおける位置のプロットが可能になります。3D可視化については、引き続きANT-B10をご利用いただけます。
ANT-B11はANT-B10の高精度と可能な限り最小のパッケージを組み合わせ、29.5×93.5mmと小型で既存のエンクロージャーやケーシングにも簡単にフィットします。また、測位業界における主要な課題の1つは、手頃な価格の屋内用ソリューションを提供することです。ユーブロックス独自の技術により、高精度でリーズナブルな価格の屋内用測位システムが実現します。
多彩なアプリケーション
ユーブロックスの伝統を受け継いだこの製品は、あらゆる方向検知アプリケーションで活用できます。屋内における資産の追跡、建物への入館許可、衝突の回避など産業、小売、医療環境に最適です。また、2Dで資産の位置を示すことで十分な場合は、屋内での測位にも使用できます。
「ANT-B11は、市販されているBluetooth AoAアンテナ・ボードの中で最小の製品です。屋内測位インフラストラクチャの構成要素としてパーフェクトでありながら、高い信頼性と手頃な価格を実現しています」と、ユーブロックスの近距離無線プロダクト・ストラテジー部門のGiorgos Marakisは述べています。

ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社（SIX:UBXN）は、自動車、産業、および消費者市場におけるポジショニングとワイヤレス通信の世界的なテクノロジーリーダーであり、信頼性の高いソリューション、サービスおよび製品により、人や車両、機械の正確な位置を特定、セルラー・ネットワークおよび短距離ネットワークを介してワイヤレスでの通信を可能にします。チップ、モジュール、安全なデータサービスと幅広いポートフォリオを備えたu-bloxは、顧客がIoT （Internet of Things） の革新的で信頼性の高いソリューションを迅速かつコスト効率よく開発できるようにする独自のポジションを築いています。スイスのタールヴィルに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、米国にオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.comをご覧ください。

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情報提供元： Dream News
記事名：「 ユーブロックス、最小の商用トラッキング・ソリューション向けBluetooth AoA（到着角）アンテナ・ボードを発表 」