当フォーラムの年間テーマ「Science Forward: Create a Bright Future(サイエンスフォワード:明るい未来を創造する)」のもと、World Laureates Association(WLA)の会長で、2006年度のノーベル化学賞を受賞者でもあるRoger Kornberg氏は、「世界は急速に変化するなか、科学は人類による今後の問題への対処に貢献可能だ」と述べました。正式開幕に先立つ10月29日から、WLA Zero Carbon Forum(WLAゼロカーボンフォーラム)、WLA SHE Forum(WLA SHEフォーラム)、WLA Sci-T Conference(WLA Sci-T会議)、そして新たに開幕したWLA Laboratories Forum(WLAラボラトリーズフォーラム)といった、さまざまな会合や行事が開催されています。(TwitterおよびFacebookで @wlaforumでフォローしてください)
フォーラムの目玉として、11月6日の開会式において第1回World Laureates Association賞(WLA賞)が2名の科学者に授与されました。2022 WLA Prize in Computer Science or Mathematics賞(2022年WLAコンピュータ科学・数学賞)は、機械学習の基礎とその応用への基本的な貢献により、カリフォルニア大学バークレー校電気工学・コンピュータサイエンス部および統計学部のMichael I. Jordan氏に授与されました。また、2022 WLA Prize in Life Science or Medicine賞(2022年WLA生命科学・医学賞)は、細胞質と核間タンパク質輸送のメカニズムと選択性を解明する重要な発見の功績により、ドイツの生化学者Dirk Gorlichマックス・プランク研究所科学会員兼所長に授与されました。
2022年WLAコンピュータ科学・数学賞を受賞したMichael I. Jordan氏は、「バークレー校では誰かが受賞すると、一日中まわり全員から祝福のメールが飛び交う伝統があります。ですから、100通の祝福メールが届くのは非常にありがたいことです」と述べました。