近年のリモートワークの増加やクラウド利用の推進など、ビジネス環境の急激な変化にともない情報システムの運用は日々複雑化する一方で、システム障害が経営におよぼす影響は計り知れないものとなっています。今回の System Answer G3 と Flowmon の API 連携により、障害の予防はもとより、有事の際でもシステムの性能情報分析とネットワークフロー解析が一元管理できるため、障害発生時の原因究明がより迅速かつ的確におこなえるようになり、これらシステム障害によるダウンタイムを「ゼロ」に近づけることが可能となります。
IT システムの運用監視 / 運用管理分野において、導入実績 1,000 社以上、IT システム機器の監視数 1,800 万項目以上のライセンス販売実績を誇る System Answer シリーズは、世界に先駆けて(当社調べ)キャパシティ予知 / 昨対比較 / 変動検知といった IT システムの将来予測機能を有します。これにより、今まで過去のログ情報や監視データの収集・可視化・分析をもとにした事後対応が中心であったシステム運用のありかたを、将来予測を実現することでシステム運用をプロアクティブな事前対応に変え、運用にかかわる TCO の大幅削減に寄与してまいりました。
System Answer G3 が IT システム全体の性能情報を取得・分析・予測するのに対し、Flowmon は、ネットワークフロー情報の取得、監視と分析を得意とし、「誰が」「いつ」「どこで」「何をしたか」を把握し、ユーザーやアプリケーションの利用状況を完全に可視化します。パケット解析と同様の視点による解析が「通信ログを残しつつ、短時間で実現可能」です。ユーザー単位やアプリケーション単位での通信状況を把握でき、さらに直観的な GUI で、効率的かつ高速な解析を実現いたします。
今回の System Answer G3 とネットワークフロー解析ツール Flowmon の API 連携により、IT システム運用において下記のような相乗効果が生まれます。
・ネットワークフロー解析をより早く、簡単に実現 トラフィック監視をおこなっている System Answer G3 の GUI 上でネットワークフロー解析もできるため、機器の性能情報とフロー情報をあわせて分析する場合に、相互にツールを切り替える必要がなく、操作が圧倒的にシンプルになり、調査に要する時間を大幅に短縮できます。