一方、アメリカやカナダ等では、 大麻を使用した医薬品が販売され、 大麻の使用や所持の非犯罪化、アルコールやタバコと同じように合法化して課税管理する制度が始まっています。世界保健機構(World Health Organization:WHO)や国連麻薬委員会(Commission on Narcotic Drugs:CND)も、医療目的に関する大麻の活用を支持しています。また、世界の薬物政策では、従来の厳罰主義から公衆衛生や健康に焦点を当てたハームリダクション(健康被害の低減)を実践する国が増えています。
日本臨床カンナビノイド学会 2015年9月に設立し、学会編著「カンナビノドの科学」(築地書館)を同時に刊行した。同年12月末には、一般社団法人化し、それ以降、毎年、春の学術セミナーと秋の学術集会の年2回の学会を開催している。2016年からは、国際カンナビノイド医療学会;International Association for Cannabinoid Medicines (IACM)の正式な日本支部となっている。2021年4月段階で、正会員(医療従事者、研究者)101名、賛助法人会員14名、 賛助個人会員27名、合計142名を有する。http://cannabis.kenkyuukai.jp/