戎光祥出版株式会社(東京都千代田区/代表取締役:伊藤光祥)は、『足利将軍事典』(編者:木下昌規・久水俊和)を2022年1月28日に発売いたします。

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室町幕府の首長として、武家のみならず公家にも君臨した歴代足利将軍。近年、各将軍の伝記が相次いで刊行されるなど、それぞれの将軍の事績や個性については認知が進んできています。しかし一方で、生まれてからどのような儀礼や過程をたどって将軍となり、将軍就任後はどのような政務を行ったのかなど、基本的な事項は意外と知られていません。
そこで本書では、足利将軍の基礎的事項を丸裸にというコンセプトのもと、第一部では「歴代足利将軍の事績」として各将軍の事績を簡潔に解説したのち、第二部では「足利将軍の一生」として、出生以降の通過儀礼を中心にとりあげました。また、第三部は「将軍の政務と生活」として、その日常や政務、さらにはそれを支えた人々などを最新の研究成果に基づき項目ごとに丁寧にまとめています。
さらに将軍を支えた俗人の弟や僧侶、女性をも掲載した「足利将軍子弟辞典」、将軍の親衛隊ともいえる奉公衆のリストである「文安年中御番帳」や、政所執事伊勢氏の被官らによる輪番の日記「代番日記(結番日記)」の二つの関連史料も付録として掲載するなど、盛りだくさんの内容となっています。
読み物としても調べ物のお供としてもお使いいただける、足利将軍を知る上でとても便利な1冊です。

【目次】
第一部 歴代足利将軍の事績
初代・足利尊氏/二代・足利義詮/三代・足利義満/四代・足利義持/五代・足利義量/六代・足利義教/七代・足利義勝/八代・足利義政/九代・足利義尚/十代・足利義稙/十一代・足利義澄/十二代・足利義晴/十三代・足利義輝/十四代・足利義栄/十五代・足利義昭

第二部 足利将軍の一生
誕生/生育儀礼/乳母(乳人)/学問/元服/幼名/実名と改名/官位昇進/将軍職争い/将軍就任儀礼/花押/御台と側室/子どもたちの処遇/病気と祈禱/信仰/出家/葬送儀礼/院殿号/墓所/菩提寺

第三部 将軍の政務と生活
将軍と室町殿(北山殿・東山殿)/家格/御所/文書/政策方針/裁判/偏諱/ブレーン/鎌倉公方との関係/大名・守護との関係/栄典授与/和平調停/天皇家との関係/公家との関係/家司・昵近公家衆/家政機関/所領/軍事と合戦/近習/将軍が愛した稚児/武家護持僧/女房/御成/旅/文化/御物と公方御倉

第四部 足利将軍子弟辞典

附録
『文安年中御番帳』
国立公文書館蔵内閣文庫『代番日記(結番日記)』

【商品情報】
書名:『足利将軍事典』
編者:木下昌規・久水俊和
定価:2,700円+税
ISBN:978-4-86403-410-4
https://www.ebisukosyo.co.jp/item/621/

【編者紹介】
木下昌規(きのした・まさき)
1978年生まれ。現在、大正大学文学部准教授。
主な業績に、『戦国期足利将軍家の権力構造』(岩田書院、2014年)、『足利義晴と畿内動乱』(戎光祥出版、2020年)、『足利義輝と三好一族』(戎光祥出版、2021年)、『足利義晴』(編著、シリーズ・室町幕府の研究3、戎光祥出版、2017年)、『足利義輝』(編著、シリーズ・室町幕府の研究4、戎光祥出版、2018年)などがある。

久水俊和(ひさみず・としかず)
1973年生まれ。現在、明治大学兼任講師。
主な業績に、『室町期の朝廷公事と公武関係』(岩田書院、2011年)、『中世天皇葬礼史』(戎光祥出版、2020年)、『中世天皇家の作法と律令制の残像』(八木書店、2020年)、『室町・戦国天皇列伝』(共編著。戎光祥出版、2020年)、『「室町殿」の時代 安定期室町幕府研究の最前線』(編著、山川出版社、2021年)などがある。

【会社概要】
社名:戎光祥出版株式会社
代表:代表取締役 伊藤光祥
所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビル8F
ホームページ:https://www.ebisukosyo.co.jp/
Twitter:https://twitter.com/ebisukosyo
Facebook:https://www.facebook.com/774833955871080/



配信元企業:戎光祥出版株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 この1冊で足利将軍を丸裸に! 『足利将軍事典』(編者:木下昌規・久水俊和)1月28日発売