~慣性センサーにより信頼性の高いメートル級のGNSS精度を提供、車両運行管理のユースケースにおける燃料消費量の削減に貢献~

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2021年11月16日、スイス、タルウィル - スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表入山鋭士)は、全地球測位システム(GNSS)レシーバーNEO-M9V(*1)を発表しました。アンテザード推測航法(UDR、車速情報無し)*と自動車用推測航法(ADR、車速情報有り)*の両方を提供するユーブロックス初の測位レシーバーであるNEO-M9Vは、都市部などGNSS信号の受信が困難な環境でも信頼性の高いメートル級の測位精度を必要とする車両運行管理やマイクロモビリティのアプリケーションに最適です。

コスト削減と二酸化炭素排出量削減に努めている車両運行管理者は、高精度な測位データとナビゲーションデータを頼りに燃料消費量を削減しています。さらに、料金請求やコンプライアンスに関連して、高精度なオドメーター(走行距離計)のデータも運行管理者にとって重要です。

マイクロモビリティ事業者は、個々の自転車やスクーターのサービスを提供するためにデバイスの位置を正確に示す必要があります。たとえば、車両の位置情報が道路の反対側を示していたとすると、ドライバーは目的地まで遠回りをしなければならなくなり、コストの追加、サービス品質の低下、大気汚染につながる可能性があります。高精度測位は、各地の規制に準拠して運用をジオフェンスするためにも不可欠です。

慣性センサーによる測定を使用するUDRは、GNSS信号カバレッジのギャップを埋め、建物から跳ね返ってくるGNSS信号によって引き起こされるマルチパス効果の影響を軽減することにより、密集した都市環境でスムーズなナビゲーションを提供します。ADRは、センサー・フュージョン・アルゴリズムに車速を含めることにより、要求の厳しい環境での測位精度をさらに向上させます。

UDRとADRの両方を同一モジュールで提供することで、最大限の測位性能と設計の柔軟性を同時に実現し、お客様がそれぞれのエンドカスタマーのケースに応じた最適なソリューションを提供できるようになっています。

NEO-M9Vは、自動車と電動スクーターのいずれにも最適な動的モデルも備えています。これらの動作モデルは、推測航法ソリューションのアルゴリズムをこれらのユースケースの動作に適合させることで、位置情報の読み取りの品質をさらに向上させます。

堅牢なu-blox M9テクノロジー・プラットフォーム上に構築
NEO-M9Vはu-blox M9 GNSSテクノロジー・プラットフォーム上に構築されています。最大4つのGNSS衛星を追跡できるため、見通し線上のGNSS衛星の数を常に最大にすることができます。SAWおよびLNAフィルター搭載により、堅牢なソリューションに必要な優れた干渉緩和効果を発揮し、製品設計を加速することで市場投入までの時間を短縮します。また、広く普及しているNEOフォーム・ファクターとの互換性により、既存の設計をアップグレードする際の移行作業が軽減されます。

「NEO-M9Vが提供する価値をお客様にただちに実感していただけるものと期待しています。産業市場のニーズに合わせて設計されたこのモジュールは、設計の柔軟性を高めて市場投入までの時間を短縮し、都市中心部という最も重要な場所でメートル級の信頼性の高い測位性能を提供します」と、ユーブロックスのコンシューマー&インダストリアル・トラッキング部門プリンシパル・プロダクト・マネージャーのMathias Vetter(マティアス・ヴェッター)は述べています。

NEO-M9Vの初回サンプルはまもなく提供開始予定です。
詳細についてはhttps://www.u-blox.com/en/product/neo-m9v-moduleを参照してください。

*「アンテザード自律航法(UDR:Untethered Dead Reckoning)」、測位衛星の電波受信が困難な場所で、速度パルス(車速信号)などを接続しなくても自律航法ができる技術。
*「自動車用推測航法(ADR:Automotive Dead Reckoning)」、車両走行中、トンネルなどGPSの電波が届かない位置に差し掛かった際に最後の位置から自動車の進行方向・速度から現在地を算出する技術。

*1: https://www.u-blox.com/en/product/neo-m9v-module
※URL表示先は英語です。

■ユーブロックスについて
スイスのユーブロックス社(SIX:UBXN)は、自動車、産業、および消費者市場におけるポジショニングとワイヤレス通信の世界的なテクノロジーリーダーであり、信頼性の高いソリューション、サービスおよび製品により、人や車両、機械の正確な位置を特定、セルラーネットワークおよび短距離ネットワークを介してワイヤレスでの通信を可能にします。チップ、モジュール、安全なデータサービスと幅広いポートフォリオを備えたu-bloxは、顧客がIoT (Internet of Things) の革新的で信頼性の高いソリューションを迅速かつコスト効率よく開発できるようにする独自のポジションを築いています。スイスのタールヴィルに本社を置き、ヨーロッパ、アジア、米国にオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.comをご覧ください。
最新情報は、Facebook、LinkedIn、Twitter @ublox、YouTubeでもご覧いただけます。

<お問い合わせ先>
ユーブロックスジャパン株式会社
〒107-0052東京都港区赤坂4-8-6赤坂余湖ビル6階
Application Marketing, Automotive
仲 哲周
電話:090-1263-9796
e-mail: tesshu.naka@u-blox.com

*記載されている会社名および製品名は、一般に各社の商標または登録商標です。
*本リリースは本社発表リリースの抄訳です。原文はこちらよりご覧いただけます。
https://www.u-blox.com/en/newsroom-0





配信元企業:ユーブロックスジャパン株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 ユーブロックス、UDRおよびADR技術の両方を搭載した初の測位モジュール「NEO-M9V」を発表