日本では、軽自動車の一種の区分として2020年より販売が開始された「超小型モビリティ」を中心に市場の拡大が見込める。欧州では、これまで年間販売数4~5万台のニッチ市場であったQuadricycle(四輪車)市場にSEATやCitroenが相次いで参入、Renaultも新モデルを発表するなど市場に熱い視線が注がれている。反対に、これまで好調であった中国のLSEV(Low Speed Electric Vehicle)は、増加する重大事故を理由に安全基準が強化され、また企業の新規参入が大幅に制限された事に加え、「宏光MINI」に代表される微型EV(A00セグメント)の市場急拡大でこれまでと市場環境が一変している。