株式会社ティートックレコーズ(本社:東京都渋谷区/代表取締役:金野貴明)は、2021年7月28日(水)ハープ奏者小坂理江による『Son das Cordas 弦のおと』をリリースしました。

中世時代にサンティアゴ巡礼路を行き交った音楽をプログラムに選び、中世ハープの新たな可能性を求め、
様々なアプローチでその魅力に迫った作品となっています。
2021年、聖ヤコブの11年ぶりにめぐる聖年の年に聴く、特別な一枚です。

192KHz / 32bit 高解像度レコーディング。
さらに特典として 192KHz / 24bit ハイレゾ音源 2 曲が楽しめるダウンロード用 QR コード付き !


小坂 理江 (リエ・コサカ)
「Son das Cordas 弦のおと」
定価 ¥3,300 ( 税込み)/¥3,000(税抜き)
CD &ハイレゾ音源 2 曲付き (192KHz/24bit)
発売日 2021年7月28日
品番 TTOC-0053
制作・発売元 ティートックレコーズ 販売元 ディスクユニオン

Total Engineer&Produced by 金野貴明

1〈入祭唱 - グレゴリオ聖歌〉より:新しい歌を主に向かって歌え 〈Gregorian Chant - Introitus〉Cantate Domino
2 ペロティヌス:アレルヤ 〈オルガヌム大曲集〉より
Perotinus(fl.c.1200): Alleluya(Nativitas)『Magnus Liber Organi』
3 ペイレ・カルデナル:今はもう、私は愛を賞賛することができるようになった Peire Cardenal (fl.1200-1272):Ar me puesc ieu lauzar d’amor
4〈モンペリエ写本〉より:ナイチンゲールの歌を聴くと/ ある日のこと/世々に限りなくアーメン
〈Montpellier Codex〉:Pour scouter le chant du roussignol /L’autrier joer m’en alai/Seculorum amen
5〈王の写本〉より:王のエスタンピ第 4 番
〈Manuscrit du Roi〉:La Quarte Estampie Royal
6〈サン・マルシャル・トロープス〉より:ガリラヤの人たちよ
[トロープス] 今日、この世の贖い主が - [入祭唱-グレゴリオ聖歌] ガリラヤの人たちよ
〈Saint Martial Tropus - Bibliothèque nationale de France latin 1121, fol. 21v〉 [Tropus] Hodie redemptor mundi ? [Introitus] Viri Galilaei
7〈サン・マルシャル・ポリフォニー〉より:心地よき賛美によるしらべ
〈Saint Martial de Limoges Polyphony, Bibliothèque nationale de France latin 3719, fol.53〉:Laude iocunda melos
8 作者不詳:心地よい五月に
Anonymous:En mai au douz tanz nouvel
9〈王の写本〉より:ダンス (II) 〈Manuscrit du Roi〉:Danse (II)
10〈カリクスティヌス写本〉より:聖なるヤコブ 〈Codex Calixtinus〉:Iacobe Sancte
11〈聖母マリアの頌歌集 175〉:聖母マリアは正義をお持ちで 〈Cantigas de Santa María 175〉:Por dereito ten a Virgen
12〈ウエルガス写本〉より:ごきげんよう、女王たる乙女/めでたし、輝かしき聖母/ドミノ 〈Codex Las Huelgas〉:Salve, virgo regia/Ave, gloriosa mater/Domino
中世ハープの新たな可能性を求めて、ハープ奏者の小坂理江がさまざまなアプローチでその魅力に迫る!
13〈聖母マリアの頌歌集 380〉:黙することなく、遅れることなく 〈Cantigas de Santa María 380〉:Sen calar nen tardar
14〈カリクスティヌス写本〉より:主をほめたたえよ 〈Codex Calixtinus〉:Benedicamus Domino
15 マルティン・コダックス:我が美しき妹子よ 〈恋人の歌〉より Martín Codax(Mid-13th century):
Mía irmana fremosa〈Cantigas de amigo〉

【特典】
192KHz/24bit ハイレゾ音源 ( ダウンロード )
4〈モンペリエ写本〉より:ナイチンゲールの歌を聴くと/ ある日のこと/世々に限りなくアーメン
8 作者不詳:心地よい五月に


中世ハープの新たな可能性を求めて、ハープ奏者の小坂理江がさまざまなアプローチでその魅力に迫る!
ハープの歴史は古く紀元前 3000 年まで遡ることができるが、今日、私たちが目にする 3 辺の枠で出来た三角形型のハープは 9 世紀頃から聖書写本に登場する。写本挿絵には詩 編の作者とされるダヴィデ王がハープを奏でる姿が多く描かれ、ハープは聖三位一体や完全性の象徴として示される。
また 600 年頃には harpa という語が現れるが、中世時代は楽器の名称が定まっておらず、ハープをはじめとするいくつかの語が、撥弦楽器の名称として混同して使われた。文 学作品の中では英雄や貴婦人がハープを演奏する描写や、ジョングルールやメネストレルといった楽士たちが演奏する場面が描かれる。さらに風土記では、司教などの聖職者が 遍歴の際にハープと共に旅したという記録も残る。そして中世を通して楽器の大きさやデザイン、弦の数はバラエティに富んでいた。
小坂が取り上げたプログラムは、スペインのサンティアゴ巡礼路で奏でられた音楽。カミーノと呼ばれるサンティアゴ・デ・コンポステラへの巡礼がブームとなっているが、12 世紀に編纂された「カリクスティヌス写本 Codex Calixtinus」には、サンティアゴ巡礼案内が含まれ、フランスからピレネー山脈を越えてスペインに入る 4 つの主なルートが紹 介されている。彼女が演奏するのはカリクスティヌス写本が書かれた頃の、フランスとスペインの各巡礼路の町で生み出された音楽だ。
小坂がこの CD でイメージしたのは、ひとりの名もなき楽士がハープを担いでサンティアゴ巡礼に赴き、その土地の音楽を随所で奏でる姿だ。教会、町の広場、橋の下、広野、 アルベルゲなど。神への祈り、人々の心情、そして自身の心に寄り添いながらの旅。中世の様式を守りながら、小さなハープを大胆にあやつり、時には歌いながら演奏を披露する。
7 月 25 日は聖ヤコブの祝日で、この日が日曜日にあたる年は聖年とされる。今年、2021 年は 11 年ぶりにめぐる聖年の年だ。聖年にサンティアゴ大聖堂を訪れた者は罪の贖罪 を受けることができる。さあ! この CD を手にして中世ハープと共にサンティアゴ巡礼に出かけよう。Ultreya !

小坂理江 ( 中世ハープ、歌 ) 英国トリニティ音楽院古楽科声楽専攻で学び、その後ギルドホール音楽演劇学校大学院古楽科ハープ専攻修了。ハープ独奏とハープの弾き語りで中世、ルネサンス時代の音楽 を奏でるハープ奏者。また様々な古楽器とのコラボレーションで、吟遊詩人の調べの再現に心を尽くす。古楽ハープ の典雅な響きを 味 わ いなが ら学ぶ「中 世 ハ ー プ ワークショップ」 を主宰。日々 7 台のハープと共に音楽の旅を楽しんでいる。
www.riekosaka.com


お問い合わせ:ティートックレコーズ
TEL:03-5789-5354
担当:齋藤
URL:https://www.t-tocrecords.net/
E mail:info@t-tocrecords.net




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情報提供元: Dream News
記事名:「 2021年7月28日、ハープ奏者小坂理江による『ソン・ダス・コルダス 弦のおと』がティートックレコーズより192KHz/32bit高解像度レコーディングで登場!