政府が推進しているAI戦略2019や欧州EDISON Data Science Framework等にも見られるように,データサイエンス教育やデータサイエンティストの育成は社会的にも重要性が高いことが認識されています.情報処理学会のデータサイエンス・カリキュラム標準(専門教育レベル)は,関連する様々な取り組みを参照して策定されており,以下に挙げる様々な特徴を持っています.・ACM Data Scienceカリキュラムおよび欧州EDISON Data Science Frameworkの参照を通じて,国際的通用性を確保する. ・データサイエンティスト協会・DSスキルチェックリスト(★レベル)の参照を通じて,情報処理学会で策定中のデータサイエンティスト資格との連携を図る. ・データサイエンスを専門とする学生に求められる知識・スキルの具体化を図る. ・60単位程度(標準的な授業時間:約675時間)の規模とする. ・数理・データサイエンス・AIモデルカリキュラム(リテラシーレベル)の学修を前提とする.