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RISC-V協会(幹事企業 SHコンサルティング株)が2021年4月22日(金)4月23日(金)に開催するRISC-V Days Tokyo 2021 Springのプログラム内容が決まりましたので2021日4月13日に公表します。
【開催イベント概要】
英文名称:RISC-V Days Tokyo 2021 Spring
日時:2021年4月22日(木)~ 23日(金)9時00分~17時00分
会場:オンライン ライブ インタアクティブ
参加費:無償
定員:1000名(事前申し込み制)
主催:RISC-V協会
幹事企業:SHコンサルティング株式会社
開催イベントのプログラム詳細記載:http://riscv-association.jp/riscv-days-tokyo-2021-spring/
登録お申し込みURL:https://peatix.com/event/1867606/view
会議はオンライン・ライブ方式で配信します。質問などもリアルタイムで受け付けることができます。インタアクティブなオンラインデモ展示もあります。
RISC-V(リスクファイブ)では、従来、コンピュータを構成する最重要インタフェース規格「命令セット」を、2015年にオープン工業規格とし誰にでも自由に使えるように公開しました。従前は「命令セット」はコンピュータ製造者が独自に開発した技術を使用したため、業界内での標準化ができませんでした。リスクファイブが提供するオープン「命令セット」規格は、世界中のオープンソースソフトウエア 開発者の支持を得、グーグル社、クアルコム社、サムスン社、ウエスタンディジタル社をはじめとする大手企業の支持も受けました。2021年には、インテル社も自社製造ファブでリスクファイブに基づく半導体を製造するサービスを開始しました。
今回のカンファレンスでは、欧米、アジア、日本でリスクファイブ開発が隆盛となっている状況がわかります。リスクファイブが公開されて最初に採用したのは米国、ロシア、台湾、インド、韓国、中国の大学や企業です。今回のカンファレンスではこれらの企業が発表します。日本国内でも、ルネサス株式会社がリスクファイブの採用発表しました。多くの日本発のスタートアップ企業がリスクファイブを採用しています。日本の国立研究所の研究チームは、リスクファイブのセキュリティを強化するために、オープンソースコミュニティで国際貢献しています。このように、日本でリスクファイブ研究開発は盛んになっています。
今回のカンファレンスのみどころを解説します。
4月22日(木)午前
次のような方に有用なコンテンツです
(1)半導体業界の新潮流についてご興味がある方
(2)日本の半導体設計についてご興味をおもちの方
(3)リスクファイブが、日本国内の電子設計サプライチェーンに浸透してきている程度と度合いを俯瞰されたい方
(4)車載システム開発、車載ソフト開発をされておられる方
(5)リスクファイブがどういう応用分野の技術活動、商業活動に影響するかを知られたい方
(6)リスクファイブを使って自分でシステムを作られたい方
セッションのあらまし
リスクファイブに準じたソフトとハードの基盤技術を提供する企業、大学が国内に出揃いつつあります。カンファレンスでは、日本で商材やサービスを提供する企業の紹介を行います。リスクファイブを搭載したPCマザーボードが昨年登場しました。オープンソースコミュニティと企業がリスクファイブでLinux PCを創っています。半導体設計EDAツール製品を供給する企業が、リスクファイブを使いユーザが独自命令を追加できるツールを提供しています。ある日本の国立研究所は、これを使いリスクファイブを使ったアクセラレータで薬剤開発を行なっています。日本にもリスクファイブのシステムインテグレータが、チップ知財を国内で販売しています。車載分野ではMISRA等の車載規格に準じたプログラミング言語サポートが必要となります。日本国内の車載応用向けに、堅牢なプログラミング言語と実行環境をリスクファイブ上で構築する、海外サプライヤも発表します。リスクファイブで電子機器を作ることができます。
4月22日(木)午後
次のような方に有用なコンテンツです
(1)IoTやAIエッジデバイスのシステム開発、ソフト開発をされておられる方
(2)IoTやAIエッジデバイスを低コスト化したい方
(3)IoTやAIエッジデバイスで使う低コスト部品を探しておられる方
(4)アマゾンAWS IoT Coreサービスをすでに使用している人、興味がおありの方
(5)マイクロソフト Azure IoTの使用を検討している方
(6)アマゾンAWSグリーングラスの使用を検討している方
セッションのあらまし
リスクファイブ製品サプライヤの背景、国籍、歴史は多様です。2015年のリスクファイブ公表直後、米国に2社のスタートアップ企業が創立されました。うち1社は、本家本元のカリフォルニア大学からのスピンアウトであり、ここがリスクファイブ半導体知財の最大手となっています。台湾のリスクファイブ知財を提供する企業は、2005年に創立し2016年にリスクファイブ命令セットを採用し、現在ではリスクファイブの半導体知財会社として確立しが地位を気付きました。北京で2005年に創設された不揮発性メモリ製品とする企業は、2015年にフラッシュマイコン分野に新規参入しました。2019年に、リスクファイブ製品を発表し、欧州の2020年のトレードショーで最優秀製品賞を授けられました。上海で2008年に創設されたスタートアップ企業は、WiFi/BT 無線モジュール製品で業界に新旋風を吹き込みました。従来は他のプロセサを使っていましたが、2020年末にリスクファイブを使った製品を2品種投入。加えてリスクファイブを使った製品を3品種開発中です。米国シリコンバレーでは、米国在住のアジア系米国人が2012年にFPGAを製品とする企業を創立しましたが、リスクファイブを採用しています。ロシアの企業がリスクファイブを使い作られたプロセサIP知財は、いくつかの日本企業が評価中です。総じて強い価格競争力を持つ製品群がリスクファイブを使い開発されつつあります。
4月23日(金)午前
次のような方に有用なコンテンツを含んでいます
(1)日本発のオープンソースのプロセサ知財を使ってFPGAやチップシステムを設計しようと思っておられる方
(2)プロセサ実装を専門とされているか、専門としたいと思っておられる方
(3)プロセサのアーキテクチャ、マイクロアーキテクチャを研究しようと思っておられる方
(4)プロセサとOSを絡めてどのようにセキュリティ基盤を構築すればいいかを知りたい方
(5)リスクファイブのLinuxシステムに興味を持たれておられる方
(6)リスクファイブのセキュアアコプロセサに興味を持っておられる方
(7)リスクファイブはトラストゾーン(tm)と同等ないしは優れた機能を持っているのか?と疑問を持っておられる方
セッションのあらまし
日本の研究者が、様々なリスクファイブを使いプロセッサの研究を行っています。リスクファイブを使うことで、ソフトウエアエミュレータ、FPGA、ハードウエエミュレータ、チップシャトル等を使い、アーキテクチャ、マイクロアーキテクチャ、論理実装、チップ実装、セキュリティをソフトウエアと絡ませて実証実験をしています。日本のプロセッサ研究者が開発したリスクファイブ技術について語ります。
4月23日(金)午後
次のような方に有用な内容を含んでいます
(1)半導体集積回路を自分で設計されたい方
(2)中小の半導体設計会社を起業されたい方
(3)米国国防省DARPA、グーグル社が推進しているオープンソースEDAツール、プロセス開発キットにご興味のある方
(4)オープンロード、オープンレーンなどのプロジェクトに興味がおありの方
(5)米国グーグル社主催のオープンソース SKY130 無償シャトル プログラムに参加したい方
(6)米国eFablessが提供する SKY130 有償シャトル プログラム に参加したい方
(7)YosysやNextpnrなどオープンソースEDAツールを使いFPGAを設計する方法を学習されたい方
(8)KiCadなどオープンソースEDAツールを使いプリント基板を設計する方法を学習されたい方
セッションのあらまし
米国国防省DARPA、グーグル社などが主導するオープンロード、オープンレーンなどのオープンソースのチップ設計を追従するため、情報共有を行うためにこのセッションをもうけました。日本の大学がリスクファイブを活用したコンピュータアーキテクチャ設計の教育プログラムを紹介します。日本国内でリスクファイブを設計試作製造するために、ボード、FPGA、集積回路設計用 オープンソースEDAツール、などのトレイニング講座が企画されています。日本企業がオープンソースEDAツールを使っチップ設計サービスを開発しています。日本にオープンソースEDAツールサービスを提供する企業がすでにあります。日本の大学の研究者が、オープンソースEDAツールによる開発を独自に開拓しています。
【50名限定】RISC-Vがわかる本『RISC-V原典-オープンアーキテクチャのススメ リスクファイブ』2017年チューリング賞受賞者 デイビッド・パターソン / IEEEフェロー アンドリュー・ウオーターマン著、成田 光彰訳(市価3,300円)をRISC-V Days Tokyo 2021 Springに参加登録(無償)された方より抽選で50名に贈呈します。発送は会議終了後になります。当選者発表は発送をもって替えさせていただきます。
【書籍概要】
『RISC-V原典-オープンアーキテクチャのススメ リスクファイブ』
単行本: 201ページ(237×183ミリ)
価格:3,000円(税別)
出版社:日経BP社
発売日:2018年10月22日
販売先:全国の主要書店、Amazon等の各通販サイトにて販売中
【RISC-V協会について】
2017年9月設立・RISC-V協会はRISC-V International の国内外のメンバ企業有志が運営する協会です。メンバ企業の立場から国内外業界団体のRISC-V イベント企画を支援し、RISC-V International との協力関係において、EventやMeetupを主催または援助します。現在はSHコンサルティング(株)が幹事企業を務めています。
【幹事企業概要】
会社名:SHコンサルティング株式会社
代表者:代表取締役CEO 河崎 俊平
所在地:東京都中央区銀座7-18-13-502
代表電話:03-3833-3717
URL:http://swhwc.com/
E-Mail:info<at>swhwc.com
事業内容: ソフトウエア受託開発 無線IoT機器レンタル オープンソース・イベント開催
【本件に関するお問い合わせ】
会社名:SHコンサルティング株式会社
担当者:齊藤 康幸
TEL:03-3833-3717
E-Mail:yasuyuki.saito<at>swhwc.com
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000234719&id=bodyimage1】
配信元企業:SHコンサルティング株式会社
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