図2 オンラインライブ放送を 行う 銀座スタジオ風景(RISC-V Day Tokyo 2020 11/5-6 より)
『RISC-V Days Tokyo』は、日本でRISC-Vの認知度を上げるため、東京大学 伊藤謝恩ホールでカンファレンスを2017年12月に行ったのがきっかけとなり現在まで毎年続いています。コンピュータを構成する最重要な工業規格である自由に使える『命令セット規格』RISC-Vを広めることを目的とします。従来は、IBM、インテル・AMD、ARMなどの企業が『命令セット規格』を独自技術とし、ソフトウエア開発者とユーザを自社規格に閉じ込めることによりビジネスを独占していました。2015年に、カリフォルニア大学バークレー校の研究者が、誰でもが自由に使える『命令セット』を産業界に公開して以来、オープンハードウエアが世界中で隆盛になりしました。今回のカンファレンスでは、こうしたトピックについて発表があり、オンラインライブ環境で実時間で討論が行われる点に特徴があります。