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2021 年 2月25日
オリエントコンピュータ株式会社
ソフト・ハードのセキュリティ製品開発、セキュリティ管理システムの開発メーカーであるオリエントコンピュータ株式会社は、弊社のデータ消去ソフトPerfect Easy Eraser (PEE、 ePEE) による、SSD内蔵の「Security Erase」機能を利用したデータ消去を行う場合の機能更新を2021年2月25日発表しました。
「Security Erase」機能は、既存の上書き消去と比較して、SSDの消去には、短時間で処理ができ、非常に有効な消去方法でありますので、最近は多くの企業がデータ消去に「Security Erase」を利用しています。
しかし、2月15日に注意喚起した通り、SSDのメーカーやモデルによっては、「Security Erase」が正しく機能しておらず、消去を行ったという結果が表示されても、実際はデータがそのまま残っていたという事例が報告されています。
カリフォルニア州立大学サンディエゴ校の科学技術部磁気保存リサーチセンターの研究レポートでも、「Security Erase」機能内蔵とうたっている一部のSSDが実際にはデータの消去がされていなかったという報告がされています。*最後のリンク参照
さらに、「Security Erase」機能自体が内蔵されていない機種もまだ市場に出回っております。そのためにも重要なデータ消去には「Security Erase」だけに頼らず、別の消去方法を追加することを弊社では推薦しています。
弊社では、SSD消去方式である 「SecureCombo」 及び、弊社独自の「SSDSpecial」という消去方法を開発しており、特に「SSDSpecial」では、政府系の公的機関での消去検査を行い認証を受けています。
弊社のPerfect Easy Eraser (PEE、ePEE)では、上記の2種類のSSD消去方法を標準装備しており、どちらかの選択を行えます。今回の更新で、どちらかを選択して、それに消去対象SSDが対応していない場合や、より早く安全な方式が利用できる場合は、自動的に、もう一方の消去方式に切り替わるようになりました。
多くの企業様は2~3クリック程度の簡単消去を行うために、事前に消去方式や各種設定を決定した消去設定カスタマイズを行っています。その際にも、今回更新のSSDの消去方式自動切り替え機能により、より安全に、時間を短縮しての動作が可能になります。
また、弊社では磁気消去時の実際の発生磁気強度の記録を正確に行うログ収集の仕組みを標準装備するガイドラインに修正するように、アメリカNSAに対して提案を行っています。これは、Security Erase と同様に、磁気消去機のコンデンサ異常等で、消去時に十分な磁気が発生していない場合にも正確な磁気強度を記録しない製品があるためで、その場合はデータが消去されていない可能性があります。消去済みのログ、消去されていないログもデータベース化することはとても重要なことです。弊社の磁気消去機では、実際に発生した磁気数値と消去ログを記録化するシステムが標準装備されており、後々、どのHDD/SSDが、いつデータ消去が行われたのかを、エビデンスを示して確認できます。
オリエントコンピュータでは、HDD磁気消去・HDD/SSD物理破壊機である「Super Combo-LV」や、ノートPCを丸ごと消去可能な「HC7800SPL-Super」、14000 Oe磁気出力の「HC3800SPL」、PC再利用のためのデータ消去ソフトである「PEE」、「ePEE」、消去ログ管理システム、ファイル・フォルダ単位のデータ消去「Black Hole X」迄、HDD・SSD・フラッシュメモリの記憶媒体のデータ完全消去・破壊・管理ソリューションを一括して供給しています。
以下からは、「Security Erase」の不具合概要説明や実際の研究レポ―トや実際の研究レポートがダウンロード可能です。
(抜粋概要説明)
https://orient-computer.com/report/securirtyerase.pdf
(研究レポート)
http://cseweb.ucsd.edu/~swanson/papers/Fast2011SecErase.pdf
■会社概要
会社名: オリエントコンピュータ株式会社
所在地: 〒160-0023 東京都新宿区西新宿 6-12-7-1
URL : http://www.orient-computer.co.jp
配信元企業:オリエントコンピュータ株式会社
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