ブランド総合研究所(東京都港区 代表取締役社長:田中章雄) とアイブリッジ株式会社(大阪府大阪市 代表取締役社長:荒川 和也)は、「新型コロナウイルスの影響に関する消費者調査」※を実施し、「コロナ感染拡大終息後にしたいこと」について、全国450万人の調査モニターに伺い、約19,000人から回答を得ました。

※調査の全容については、地域ブランドNEWS
「新型コロナウイルスの影響に関する消費者調査を実施」(https://news.tiiki.jp/articles/4504)を参照。

◎外食・旅行に高いニーズ 約半数が回答
調査の中で、新型コロナの感染拡大が終息し、自粛が解除されたらどんなことをしたいか、について訪ねたところ、「外食」と答えた人が49.3%と最も多い結果となりました。また、「国内旅行」と答えた人が48.9%と次に多く、この2点については、約半数の人が回答する結果となりました。

また、「ショッピング」37.9%や、「遊園地やレジャー施設」22.2%も高く、出掛けるニーズが高いことが伺えます。「海外旅行」についても13.9%の人がしたいと回答しました。

図:問 新型コロナの感染拡大が終息し、自粛が解除されたら、あなたはどんなことをしたいと思いますか すぐにでも行きたいと思うものをいくつでもお選びください

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◎旅行したい思いが特に強いのは、20代と60代以上
年代別に見てみると、60代以上は、特に旅行がしたいという人が多く、特に「国内旅行」と回答した人は57.6%と半数以上で平均よりも8.7%も高くなっています。20代も他の年代よりも旅行がしたいという人が多く、特に「海外旅行」と回答した人は17.1%で、全世代で最も高くなっています。
他の年代は、30代、40代、50代とも、「海外旅行」「国内旅行」よりも「外食」と回答した割合が高くなっています。

図:「海外旅行」「国内旅行」「外食」と回答した割合を年代別に集計した結果

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◎関東と中部では旅行したいニーズが特に強い
地区別では、関東地区は「海外旅行」と回答した人が16.9%と平均よりも3.0%高く、全地区の中で最も高い値となっています。また、「中部地区」は「国内旅行」と回答した人が53.3%と半数を超えており、平均よりも4.4%高く、全地区の中で最も高い値となっています。

図:地域別に集計した結果(項目は主なもの)

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◎「したいことは何もない」は、男女別、既婚未婚別、子どもありなし別で差
「したいこと何もない」と回答した人は、全体で12.3%います。これを、各属性別で見てみると、男女別では男性、未婚既婚別では未婚者、子ども有無では子どもなしの方がその割合が高くなっています。

●「したいことは何もない」と回答した人

全体     : 12.3%
男女別   : 男性16.1% / 女性8.6%
未婚既婚別: 未婚17.0% / 女性8.9%
子供有無別: 有り 8.7% / 無し15.8%


◎年収500万円以上の世帯では、何かしらしたい人が増える傾向
一方で、世帯年収別に「したいことは何もない」と回答した人の割合を見ると、200万円未満の世帯が21.3%で最も高く、200万円以上500万円未満の世帯も12.7%と全体平均よりも高くなっています。
ただ、それ以上の年収の世帯となると、500万円以上700万円未満の世帯では9.0%で、それ以上の世帯もほぼ変わらない9%程の値となっています。旅行や外食、ショッピングなど、コロナ終息後に何かしらしたいという意向が強まるのは、世帯年収500万円以上という条件が1つの境となっていると読み取れます。

図:世帯年収別「したいことは何もない」と回答した割合(全体平均は、12.3%)

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◎まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大が終息し、自粛が解除されたら、「外食」や「国内旅行」をしたいという人が約半数おり、そのニーズには年代や地区によって差があることも分かりました。また、属性や世帯年収別でも、終息後にしたいことには差があり、アフターコロナを見据える上で、それぞれの業種別にターゲットを見定めておくことが重要となりそうです。

今回の調査ではほかにも、新型コロナウイルスによる生活への影響や困っていること、日本のコロナ対策が十分だと思うかどうかなどについても伺っており、様々な問題の解決にあたり、当調査結果を活用いただけたらと思っております。調査の全容については、地域ブランドNEWS
「新型コロナウイルスの影響に関する消費者調査を実施」(https://news.tiiki.jp/articles/4504)を参照ください。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査対象:一般消費者
回答者 :全国450万人の調査モニター
回収数 :19,029人
調査時期:2020年4月25日~4月28日
調査項目: 新型コロナウイルスが消費者の生活に及ぼしている影響、悩み、危惧に関する9問
回答者属性:年齢や性別、婚姻、子供の有無、世帯年収、居住形態など

【会社概要】
●株式会社ブランド総合研究所
「都道府県・魅力度ランキング」など地域・自治体の評価指標として全国で注目されている「地域ブランド調査」を毎年実施している、地域活性化を主体とした調査とコンサルティングの専門企業です。同調査以外にも、地域ブランドに関する調査とシティプロモーションなどの戦略立案などを実施しているほか、環境活動の調査も実施しています。
なお、代表取締役社長の田中章雄は地域ブランドの提唱者として全国各地で地域ブランドに関する講演を行っているほか、地域ブランドアドバイザーとして弊社コンサルタントやアナリストなどのスタッフと総力をあげて、全国各地の地域の活性化に取り組んでいます。
・本社  東京都港区虎ノ門1-8-5(〒105-0001)
・代表者 代表取締役社長 田中章雄
・URL http://tiiki.jp

●アイブリッジ株式会社
自社会員組織を含む500万人規模のモニターを基盤にリサーチサービスを提供。定量・定性・海外調査など幅広いリサーチメニューを提供しています。一般社団法人 日本マーケティング・リサーチ協会 賛助会員。
・本社   大阪府大阪市福島区福島6-13-6(〒553-0003 )
・代表者 代表取締役社長 荒川 和也
・URL   https://ibridge.co.jp/

<問合せ先(メディアおよび読者とも)>
株式会社ブランド総合研究所 (担当.長崎)
Tel: 03-3539-3011(代)
Fax:03-3539-3013
E-mail:infobri@tiiki.jp
URL : http://tiiki.jp



配信元企業:株式会社ブランド総合研究所
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情報提供元: Dream News
記事名:「 コロナ終焉後に、約半数は外食、国内旅行を希望 ~コロナウイルスに関する調査~