Bluetooth Special Interest Group (本部:米国ワシントン州カークランド、以下 Bluetooth SIG) は4月15日、Bluetooth技術の各利用用途における出荷台数のトレンドと市場の展望を解説したレポート「Bluetooth市場動向2020」を公開 <https://www.bluetooth.com/ja-jp/bluetooth-resources/2020-bmu/> しました。

ワイヤレスオーディオやウェアラブルデバイスから位置情報サービス、デバイスネットワークソリューションまで、優れた技術を世界に発信するBluetooth SIGメンバー企業は、消費者向けだけでなく、企業向けソリューションとして様々な用途で活用が進んでいます。

「Bluetooth市場動向2020」では、Bluetoothメンバーコミュニティーの成長と現状に加え、重要なBluetoothソリューションにおける各分野のトレンド、統計データ、Bluetooth技術の展望が解説されています。

● オーディオストリーミング - 面倒な配線を不要にするBluetooth技術はオーディオに革命をもたらし、メディア機器の在り方を絶えず変え続けてきました。そしてLE Audio <https://www.bluetooth.com/learn-about-bluetooth/bluetooth-technology/le-audio/hearing/> の採用は、ユーザーがオーディオを楽しみ、世界とつながる方法に新たな変革をもたらします。2024年までに年間15億台のBluetoothオーディオストリーミングデバイスが出荷され、2019年に比べ40%増となる見込みです。

● データ転送 - 家電やフィットネストラッカーをはじめ、体調管理センサーなどの医療分野での技術革新まで、Bluetooth(R)技術は日常的に使用するデバイスの何十億台もの接続を可能にします。その幅広い可用性を活かした新たな発明の誕生も後押しします。2024年までに、年間15億台のBluetoothデータ転送デバイスが出荷される見通しです。

● 位置情報サービス - Bluetooth(R)技術は、位置情報や探しモノ探索に加え、資産追跡や経路探索を目的とする測位システム向け近接通信ソリューションを構築する技術として、広く開発者に選ばれています。2024年までには年間5億3800万台のBluetooth位置情報サービス機器が出荷され、2019年の約4倍の成長が予測されます。

● デバイスネットワーク - Bluetooth meshは認証件数が半年ごとに倍増し、ホームオートメーションや商業用照明分野における注目の成長企業が急速に採用を進めています。数十台から数千台と、デバイスが確実かつセキュアに相互通信を行う必要がある制御システムや監視装置、各種の自動化システムの構築にBluetooth meshは理想的な技術です。2024年までには、年間8億9200万台のBluetoothデバイスネットワーク機器が出荷される見込みです。


市場動向レポートでは、既存Bluetooth市場における重要トレンドも紹介しています。

● オーディオ &エンターテイメント - 市場はワイヤレスBluetoothオーディオへ完全にシフトし、そのスピードは増しています。2020年には、15億台のBluetoothオーディオ&エンターテイメントデバイスが出荷されると予測されます。

● 自動車 - パッシブキーレスエントリー、タイヤ空気圧のモニタリング、状態アラートなど需要を創出する新しいユースケースが詳しく紹介されており、将来的にはすべての自動車に4~6台の Bluetooth対応センサーが搭載されることが見込まれています。

● スマホ、タブレット、PC - 屋内でのナビゲーションや探しモノ探索、位置情報ソリューションなど、万能なツールとして使用されるスマホは2024年までに18億台を超える見込みであり、結果としてBluetooth位置情報サービスはスマホに必要不可欠です。

● コネクテッドデバイス- 日常生活における位置情報サービスへの関心が拡大し続ける中、特に探しモノ探索、ヒトやペットの追跡を目的するタグの利用ニーズが急増しています。測位システムおよび位置情報サービスに使用されるタグの年間出荷台数は、2024年までに3~4倍になる見通しです。


Bluetooth SIG、 CEOのマーク・パウエルは次のように述べています。
「Bluetooth SIGメンバー企業コミュニティは、毎年、新しい市場トレンドを形作るイノベーションの実現に取り組んでいます。メンバー企業コミュニティの絶え間ない努力により、Bluetooth(R)技術は今日のスマートビルディングおよびスマートホーム分野において、確固たる位置を築いています。Bluetooth LE AudioのリリースをはじめとするBluetoothのオーディオ、エンターテインメントソリューションの最近の進歩は、Bluetooth技術が市場に及ぼす大きな力を証明するものです。」。

「Bluetooth市場動向 2020」には、スマートホーム、スマートシティ、スマートインダストリー、そしてスマートビルディングの各分野の成長率や発展段階をはじめ、新興市場に関するデータや見通しについても盛り込まれています。

「Bluetooth市場動向2020」は以下のURLよりダウンロードいただけます。
https://www.bluetooth.com/ja-jp/bluetooth-resources/2020-bmu/



Bluetooth(R)無線技術について
毎年50億近くの製品が出荷されるBluetooth(R)技術は、シンプルでセキュアな無線接続のグローバル規格です。1998年の設立以来、BluetoothのコミュニティはBluetoothの機能拡大に取り組み続け、世界中でイノベーションを推し進め、新市場を創り出し、通信の定義を塗り替えてきました。今日Bluetoothは、オーディオストリーミング、データ転送、位置情報サービス、大規模デバイスネットワーク等、様々なソリューション分野で開発者に選ばれる無線技術となっています。詳細については、bluetooth.com を参照ください。

Bluetooth SIGについて
1998年に設立されたBluetooth SIGは、Bluetooth(R)技術を管理する非営利の業界団体です。35,000社を超えるメンバー企業のサポートにより、Bluetooth SIGは、技術を普及させる最新の改良された仕様と、世界規模の製品認証プログラムを通じたグローバルな相互運用性を実現します。また、技術に対する認知、理解を促すことでBluetooth技術の採用数の増加とブランド向上を図ります。詳細については、bluetooth.com を参照ください。

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配信元企業:Bluetooth SIG, Inc.
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情報提供元: Dream News
記事名:「 Bluetooth SIG、2020年のBluetooth市場動向レポートを公開