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刷新された自治体インフラが、住民サービスの可用性を向上
ニュータニックス・ジャパン合同会社 (本社:東京都千代田区、社長:町田栄作、以下Nutanix) は本日、薩摩川内市(市長:岩切秀雄、以下 薩摩川内市)のICTインフラ基盤にNutanix Enterprise Cloud OSが採用されたことを発表しました。同市では、従来の基盤を先進的なソフトウェア定義型 ITインフラストラクチャーに置き換えたことで、コスト削減と運用管理の簡素化を実現しています。また、今回の採用は災害復旧(DR)および事業継続(BCP)対策を強化する取り組みの一環でもありました。
鹿児島県 薩摩半島の北西部に位置し、9万人以上の人口を有する薩摩川内市。九州新幹線や南九州自動車道の通る交通拠点都市としての一面を持つ傍ら、雄大な自然、歴史、文化を体感できる多様性あるまちづくりを目指しています。同市では、これまでもさまざまなICT技術の導入を通じてコストの最適化、延いては住民サービスの向上を図ってきました。今回、5年周期で行っているインフラの見直し・改善に際し、これまでの仮想基盤のリプレイスを実施しました。
薩摩川内市が従来のICTインフラで直面していた課題は次の通りです。まずファイルサーバーが慢性的な枯渇状態にあり、不要・アクセス頻度の少ないファイルフォルダを整理するシステムが必要になっていました。また、これまでは遠隔地に運んだバックアップテープのリストアに丸一日費やすこともあったため、同市では人の手を介さずにデータを保護し、より迅速に復旧できるDR環境を模索していました。これらの要件に加えて、次期インフラではさらなるコスト削減も求められていました。
パブリッククラウドも検討されましたが、自治体ではセキュリティポリシーの観点から、特定の基幹系システムをオンプレミスに残す必要があり、通信コストも割高になることから、完全な移行はできないという制約がありました。比較検証の結果、薩摩川内市は最適なインフラにNutanixを選定しました。比較的短期間での移行を完了させ2019年9月に本稼働開始、現在では医療系を除いた全てのシステムがNutanixに移行しています。
Nutanixの導入効果により、さまざまな複雑性が解消されています。まず、Nutanix Filesを活用することで、最初の課題であったファイルサーバー領域の柔軟な拡張・縮小を実現しています。また、これまで占有していたラックスペースが66%削減され、電力のランニングコスト削減にも貢献しています。
さらに、Nutanix製品はDR機能が(アドオンではなく)ビルドインされているため、個別に管理する必要がなく、シンプルな運用が可能になっています。新たに構築したDR環境は、アクセススピードが圧倒的に早くなっており、これまでテープから300GBのデータをリストアするのに約9時間かかっていたところ、今では仮想サーバーから僅か数分程度で完了するようになっています。運用管理の観点では、これまでは個々のハードウェアとソリューションの専門知識に加え、時間、労力、リソースなどが必要となっていました。また、従来の複雑なインフラのアップデートには、月曜日までの復旧を目指し、週末を通して作業を行うこともありました。ソフトウェア定義型のインフラに移行した今では、別の課から異動してきた担当者でも簡単に使いこなすことが出来るなど、Nutanix Prismの直観的な管理インターフェイスが高い評価を得ています。
薩摩川内市 企画政策部 情報政策課の上田 雄介氏は次のように述べています。「私たちには、自治体システムの高い費用対効果を確立し、あらゆる状況で市民にサービスを提供し続ける責任があります。市民に安心感をもたらすという意味でも、新しいDR環境には満足しています。」
同市では、将来的に今回構築したDR環境を今後クラウドへ移行することも検討しています。
本事例の詳細は、以下リンクよりご覧いただけます。
https://www.nutanix.com/jp/company/local-customers/satsumasendai-city
(以上)
Nutanix Inc.について
Nutanixは、クラウドソフトウェアのグローバルリーダーであり、ハイパーコンバージドインフラストラクチャー・ソリューションのパイオニアです。Nutanixのソフトウェアは世界中の企業に採用されており、プライベートクラウド、マルチクラウドを対象に、単一のプラットフォームにて場所・規模を問わないアプリケーション管理を実現しています。詳細については、www.nutanix.com/jp をご覧いただくか、Twitterをフォローしてください (@NutanixJapan)。
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配信元企業:ニュータニックス・ジャパン合同会社
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