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今回、10~60代の男女を対象に、ペットボトルや缶入りのホットドリンクに関する調査を実施。調査の結果、2019年11月以降のホットドリンク飲用経験率は前年よりダウン。また、ヘビーユーザーの割合も、第1回調査時(2009年)と比べて大幅に減少していた。ただし、消費者はRTDのホットドリンクの「持ち運びしやすい」「手軽に・気軽に飲める」「入手しやすい」といった“利便性”に大きな優位性を感じており、こうした“利便性”の訴求が今後の課題といえる。
概要
◆今回、10~60代の男女624人を対象に、ペットボトルや缶入りのホットドリンクに関するアンケート調査を実施した。なお、当調査は2009年より毎年行っており、今回で12回目の実施となる。
◆その結果、この冬(2019年11月以降)のホットドリンクの飲用経験率は前年よりダウン。「週に1回以上」飲用したヘビーユーザーの割合は前年と同じであった。また、12年間の時系列でみると、飲用経験率は減少傾向にあり、ヘビーユーザーの割合も第1回調査時(2009年)と比べて大幅に減少していることがわかった。すなわち、RTDのホットドリンクの需要は低下しているため、何らかの対策を投じる必要があると考えられる。
◆種類別の飲用状況をみると、ホットドリンクの定番であった「コーヒー」はピーク時の第10回調査(2018年)を境に飲用経験率が減少傾向にある。一方、「ミルクティー」「ココア」「果汁飲料(レモン)」の需要はここ数年拡大傾向にある。そして、「ミルクティー」や「ココア」は「甘いものが欲しい時」に「おやつ・デザート代わりに」、「コーヒー」は「仕事中・勉強中」に「集中力を入れるために」飲まれているなど、RTDのホットドリンクは飲用シーンと飲用目的に応じてすみ分けされていることがわかった。
◆他のホットドリンクとの競合状況としては、「体を温める」という主となる飲用目的が類似しており、需要を奪われる可能性があるほか、「コーヒー」の飲用率は他のホットドリンクでも高く、RTDのホットコーヒーの競合は多いことが浮き彫りになった。そんな中で、消費者はRTDのホットドリンクに対して、「持ち運びしやすい」「手軽に・気軽に飲める」「入手しやすい」といった“利便性”に大きな優位性を感じている。
◆なお、今回はRTDのホットドリンクのターゲット像を把握するために、性年齢層別の特徴を分析。例えば、「女性・若年層」は寒さに関する悩みを抱えている人が多く、RTDのホットドリンクの飲用経験率が約8割と他の属性より高いものの、ヘビーユーザーの割合は低く、定着していないなどが挙げられる。
◆この他、当レポートではRTDのホットドリンクの購入実態や評価、今後の飲用意向を分析しているほか、これまで実施してきた結果との時系列の傾向もレポートしているため、2020年秋以降のホット商材の商品開発やマーケティングの一助となるデータとして提案する。
【調査内容】
◆RTDホットドリンクの飲用実態・購入実態
◆RTDホットドリンクの評価
◆RTDと他のホットドリンクの競合状況
◆RTDホットドリンクの優位性
◆今後のRTDホットドリンクの飲用意向
◆寒さに関する悩み など
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000210964&id=bodyimage1】
コンシューマーレポートNo.289
「ホットドリンクの飲用実態と今後のニーズ(第12弾)」
―ポイントは“利便性”の追求!「持ち運びながら飲める」のコンセプトが鍵!―
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発刊日:2020年3月6日
頒価:390,000円(税抜)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
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