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■廃棄物・リサイクル資源の収集・運搬作業の効率化をサポートするリレーバッグ(通称:フレコンバッグ)を製造・販売する株式会社インターアクションは、アスベスト含有建材(レベル3)向けの容器である「リレーバッグロングタイプ」を2007年より販売開始しておりますが、今般、2020年2月1日付で社内に「アスベスト飛散防止サポート室」を新設し、解体工事によるアスベストの飛散防止をより強力にサポートする体制を整えました。
■この組織新設の背景には、本年1月環境省中央環境審議会の「今後の石綿飛散防止の在り方について(答申)」にありますように、特定建築材料以外のアスベスト含有建材(レベル3)を使用した建築物及び工作物の解体等工事においても、アスベストが飛散している状況が明らかになったことがあります。
■アスベストは、安価で耐火性、耐熱性、防音性など多様な機能を有していることから昭和30年頃から使用が一般化し、高度成長期を中心に多用されてきました。しかし、アスベストのばく露から数十年を経て中皮腫、肺がん等の重篤な疾病を発症させるという健康影響が社会問題となり、アスベストを使用する製品の製造が順次禁止され、現在では全面的な使用は禁止されています。また、大気汚染防止法(大防法)等においてアスベストを使用した建築物の解体、改造及び補修作業を伴う建設工事に伴うばく露防止や一般大気環境中への飛散防止対策の強化が図られてきました。
■我が社では、大防法の規制対象外のアスベスト含有建材の適正処理のサポートのためにアスベスト含有成形板を破断せずに袋詰めできるフレコンバッグ(リレーバッグロングタイプ)を開発し、平成25年8月2日付けで特許(特許第5326153号)を取得し、令和元年12月末で処理実績が800万平米を突破しております。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000209576&id=bodyimage1】
■今般、答申案に係る意見募集(パブリックコメント)に「除去した石綿含有成形板を袋詰めする場合において、石綿含有成形板を破断しないよう作業基準を設けるべきである」という内容があり、「除去後の石綿含有建材からも石綿が飛散しないよう、適切に扱われるべきと考えています。」との考え方が提示されています。
■本答申は今国会に大気汚染防止法の改正案として提出される予定となっており、今後、我が社のロングタイプのフレコンバッグが健康被害の抑止に最大限の貢献をすると判断し、情報提供等の活動をより一層強化するために、社内に専門部署である「アスベスト飛散防止サポート室」を新設しました。
配信元企業:株式会社インターアクション
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