当資料は、2018年度の中国及び台湾におけるOTC医薬品の市場動向を調査するとともに、日系企業各社の動向と展望についても分析したもの。中国では医薬品の分類管理制度や処方薬のスイッチOTC化等を背景に市場が急速に拡大しており、2018年度売上は前年度比7.3%増の2兆3,600億円となった。一方、台湾では同2.7%増の347億円と成長は緩やかになっているものの、今後はスイッチOTC薬への切替え政策や国民のセルフメディケーションへの意識浸透による市場拡大が期待される。

概要
【調査趣旨】
◆2018年度の中国および台湾におけるOTC医薬品の市場規模は、中国で前年度比7.3%増の2兆3,600億円、台湾で同2.7%増の347億円と両国ともに増加推移している。このうち中国はセルフメディケーションの概念導入や医薬品分類管理制度の開始、さらには医療用医薬品のスイッチOTC化などを背景に市場が急速に拡大。2000年代に日本を抜き現在では世界第2位のOTC医薬品市場を形成しているほか、2020年以降には米国を抜いて世界一の市場規模に成長すると予想されている。一方台湾は人口増加率が鈍化していることや経済規模がすでに先進国レベルに達していることから、今後大幅な成長はあまり見込めないものの、政府によるスイッチOTC医薬品への切替え政策や国民のセルフメディケーションへの意識浸透による市場拡大が期待される。

◆また日系企業においては国内OTC医薬品市場の頭打ちが懸念されている中、中国および台湾市場への事業強化を見据えている例も少なくない。具体的には、ロート製薬が2019年に中国市場向けの越境ECサイトを開設しているほか、小林製薬はインバウンド需要を起点とする中国国内の需要拡大を目指した部署横断の定例会議を実施している。また台湾でも2018年に第一三共ヘルスケアが、同国を含む既展開国での売上拡大や品目拡充のため社長直轄組織となる海外営業部を新設したほか、キョーリンリメディオは2019年に現地企業と販売代理店契約を締結のうえ2020年に日本製品専門のドラッグストアで販売開始を予定している。

◆当資料では、今後さらなる成長が見込まれる中国市場と成熟期を迎えている台湾市場を対象に、それぞれの国におけるOTC医薬品の規格基準制度、市場の沿革、全体・薬効別市場規模および販売チャネルなどを分析。さらに対象国に参入している日系企業各社の戦略および動向と展望についてもレポートしている。

【調査対象国】
中国、台湾

【調査対象範囲】
◆感冒薬 ◆解熱鎮痛薬 ◆消化器系薬 ◆滋養強壮薬 ◆女性用薬
◆眼科用薬 ◆耳鼻科用薬 ◆外皮用薬 ◆その他



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TPC市場調査レポート
「2020年 中国・台湾のOTC医薬品市場」
―成長著しい中国と成熟期を迎えた台湾の市場動向を探る―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr220200501
資料体裁:A4判64頁
発刊日:2020年1月24日
頒価:97,000円(税抜)

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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、2020年 中国・台湾のOTC医薬品市場について調査結果を発表