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今回、訪問介護において食事の調理を行っている介護従事者511人を対象に、訪問介護の食事に関する調査を実施。今回は介護従事者を「ホームヘルパー」「ケアワーカー」「サービス提供責任者」に分類し調査を行った。調査の結果、介護従事者の属性(職種)によって、介護食品の認知度や利用実態、考え方などが異なっており、介護食品の『パイプ役』となってもらうには、属性別の特徴に応じたアプローチが不可欠であることがわかった。
概要
◆今回、訪問介護において食事の調理を行っている介護従事者511人を対象に、訪問介護の食事に関するアンケート調査を実施した。なお、今回の調査では、介護従事者を「ホームヘルパー」「ケアワーカー」「サービス提供責任者」に分類し、調理の実態や介護食品に対する考え方の違いを探った。
◆調査の結果、介護従事者の属性(職種)によって介護食品の利用実態や介護食品に対する考え方が異なることがわかった。
◆まず、「サービス提供責任者」については、介護食品の認知度が高く、利用経験者も多いとの結果となった。また、介護食品に関する情報収集やセミナー・勉強会、試食会への参加に対しても積極的である。このほか、「サービス提供責任者」は、「ホームヘルパー」や「ケアワーカー」にとって、被介護者の食事や市販の介護食品に関する“情報源・相談先”となっていることがわかった。
◆「ケアワーカー」も介護食品の認知度が高く、利用経験者も多い。さらに、介護家族に介護食品を紹介している人の割合も他の属性に比べて高い。介護食品を紹介する理由としては、「実際に使ってみてよかった」ことや「セミナーで紹介されてよかった」点を挙げており、こうした経験が介護食品の紹介につながっている。
◆一方、「ホームヘルパー」は「ケアワーカー」や「サービス提供責任者」に比べて介護食品の認知度が低く、介護食品の利用経験者や介護家族に介護食品を紹介している人も少ない。「ホームヘルパー」では介護食品について詳しく知らないことが課題となっているほか、介護家族から介護食品を使わないように要望があったことも介護食品の利用や紹介においてボトルネックとなっている。
◆以上の結果から、介護従事者に対しては、属性別の特徴に応じたアプローチが不可欠である。「サービス提供責任者」に対しては、「ホームヘルパー」や「ケアワーカー」に訪問先で介護食品を紹介してもらうための提案書(情報ツール)を提供することが重要と考えられる。また、「ケアワーカー」については試食会やセミナー等によるアプローチ、「ホームヘルパー」に対しては介護食品の認知度向上に向けた取り組みが、介護家族への介護食品の紹介につながると考えられる。
◆当レポートでは、訪問介護における調理の実態、介護食品の利用実態、介護家族への介護食品の紹介有無、介護食品に対する考え方について、介護従事者の属性別や性別で分析している。
【調査内容】
◆介護食品の認知度
◆介護食品の利用実態
◆訪問介護における調理の実態
◆介護食品に対する考え
◆介護食品に関する情報源・相談先
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000198599&id=bodyimage1】
コンシューマーレポートNo.284
「訪問介護における食事の実態調査」
―「介護従事者」は「市販の介護食品」と「介護家族」をつなぐ『パイプ役』となり得るのか?―
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会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
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