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株式会社トリプルアイズ(東京都千代田区)代表取締役・福原智は、2019年7月、各地で若者に向けての講演を行いました。この講演会は、7月4日に国立大学法人山形大学様(山形県山形市小白川町1-4-12、学長・小山清人氏)、7月7日に日本工学院八王子専門学校様(東京都八王子市片倉町1404-1、校長・前野一夫氏)、7月8日に株式会社インフォコム東日本様(東京都台東区池之端1-2-18、代表・櫻井誠氏)において開催されました。
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■開催日時など
2019年7月4日 山形大学「データサイエンスcafé」
2019年7月7日 日本工学院八王子専門学校「AIシステム科体験入学講義」
2019年7月8日 株式会社インフォコム東日本
■講演の内容
次の6つのテーマに沿って講演は行われました。
(1)中小IT企業がなぜ囲碁AIの研究開発に取り組んだのか?
現在でも、日本企業では取り組むところはほとんどない囲碁AIに、なぜトリプルアイズは力を入れてきたのか。なぜ、囲碁AIで世界一を目指すのか。
(2)囲碁AIの未来はAIの未来
囲碁AIの進化は、ディープラーニングの進化と歩みをともにしている。2016年春、「アルファ碁」がプロ棋士に勝ち、その衝撃は第三次AIブームを巻き起こした。
(3)囲碁AIでも世界に遅れをとる日本
囲碁AIの世界大会でも、ヨーロッパや中国のチームに日本のチームが勝てなくなっている。このままだと、日本は囲碁AIで勝てなくなるだけでなくAIでも勝てなくなってしまうのではないか?
(4)AIというテクノロジーで未来を望む
AIが起こす第4次産業革命はまだ始まったばかり。AIの大きなイノベーションはまだこれから起きるはずだ。今後は、ポスト・ディープラーニングともいうべきテクノロジーが生まれなければならない。日本からそのイノベーションが起きるとすれば、それはエンジニアが起こすはず。
(5)次代にもとめられるエンジニア人材
これまでの産業革命の中心人物はみんなエンジニアだった。彼らは、技術で未来を見ていた。最新の技術を持つことは未来を見やすくしてくれる。テクノロジーを通して未来をビジョンする力が必要だ。
(6)テクノロジーという教養を身につける
意識を高めることも大事だが、技術を高めることも同様に大事だ。技術が高まれば意識も高まる。もちろん、その逆もある。若い人には、テクノロジーという教養を身につけてほしい。
■福原智(ふくはら・さとし)プロフィール
株式会社トリプルアイズCEO。BCCC(ブロックチェーン推進協会)理事。
1975年、神奈川県生まれ。山形大学理学部物理学科卒。
大手通信基幹システムのメイン開発プログラマーとして参画。
2008年トリプルアイズを創立。技術者集団を率いて独自のAI研究開発に取り組み、囲碁AI世界大会では4位入賞。
著作『テクノロジー・ファースト-なぜ日本企業はAI、ブロックチェーン、IoTを牽引できないのか?』(2018年/朝日新聞出版)は業界内外の好評を得ている。
福原智著
『テクノロジー・ファースト なぜ日本企業はAI、ブロックチェーン、IoTを牽引できないのか?』
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目次
はじめに~われわれはどこから来たのか?
第1章 ゲーム盤の向こうにある戦争
──囲碁AI国際大会が突きつける覇権争いの行方
第2章 ビッグデータという資源の獲得を競う現在
──4回目の産業革命と、IT開発4度目の波
第3章 テクノロジーへの古い固定観念に囚われた日本
──第五世代コンピュータに始まる挫折の歴史
第4章 産業革命4.0の本番はこれからの50年にある
──分野を越えて共振するテクノロジー
第5章 ポスト・ディープラーニングを掘り当てろ!
──ブロックチェーンとIoT、AIの本質
第6章 テクノロジー・ファーストのIT企業だけが未来を見る
──IT企業の経営者が持つべき使命
おわりに~われわれはどこへ行くのか?
配信元企業:株式会社トリプルアイズ
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