今回、1年以内に月1回以上、顔にできるニキビに悩む20~40代女性を対象に、大人のニキビケアに関する調査を実施。調査の結果、1ヶ月に1回程度の頻度でできる“周期ニキビ”に悩む人が4割弱で最多となった。こうした被験者の多くは、「繰り返しできる」「見た目が汚い」「痕が残る」などの悩みを持っている。さらに、肌質面では、「混合肌(脂性+乾燥)」が約6割、「乾燥肌」が約2割と、“乾燥”の悩みを持つ人が多かった。当レポートは、ニキビ肌用化粧品や病院・薬の利用実態と、今後の商品ニーズについてレポートしている。

概要
◆今回、大人のニキビケアの実態を明らかにすべく、20~40代の女性618人( 1年以内に月1回以上、顔にできるニキビに悩んだ経験のある人)を対象にアンケート調査を実施した。

◆調査の結果、大人ニキビでは、1ヶ月に1回程度の頻度でできる“周期ニキビ”に悩む人が4割弱となり、最も多かった。また、大人ニキビで辛い点・困っている点は「繰り返しできること」「見た目が汚いこと」「痕が残ること」などで、ニキビに最も困った年齢としては「20代前半」までの若い年齢を挙げる人が7割強となっている。

◆また、大人ニキビに悩む女性は「混合肌(脂性+乾燥)」の人が約6割、「乾燥肌」の人が約2割となり、ベースに“乾燥”の悩みを持つ人が多い。さらには、「自分の肌が敏感だと感じることが(よく/時々)ある」という人も7割に及び、普段からニキビの悩みに加えて“敏感”や“乾燥”などの肌トラブルを抱えている人が半数以上を占めている。このため、これらの人がスキンケア化粧品やベースメイク化粧品でニキビ予防・ニキビケアとして意識する点は、「肌への刺激が少ないこと」「保湿力が高いこと」「肌が乾燥しないこと」といった“肌への優しさ”に関する機能となり、「殺菌作用」や「抗炎症作用」などの直接ニキビに作用する機能については、やや優先度が下がる傾向となっている。また、ニキビ肌用のスキンケア化粧品の不満点としては、「ニキビに対して効果がない」の他に、「刺激がある」や「肌が乾燥する」といった意見が挙がっており、敏感肌や乾燥肌の人のニーズを捉え切れていない可能性を示唆している。

◆大人ニキビに悩む女性のうち、ニキビ肌用のスキンケア化粧品を使用している人は全体の4割強で、一般の化粧品を使用している人の方が多い。また、ニキビが「繰り返しできること」に悩んでいる人は多いが、「ニキビの症状が治まっても予防としてニキビ肌用の化粧品を使用したい」という人は「ニキビの症状が治まったら一般の化粧品を使用したい」という人よりも少なく、これらの層を取り込むことが今後のニキビ肌用化粧品の課題となっている。

◆当レポートでは、大人ニキビに悩む女性のニキビケアに対する考え方や、ニキビ肌用化粧品の利用実態、病院・薬の利用実態、普段使用しているスキンケア・ベースメイク化粧品、今後の商品ニーズなどを年代別、ニキビの頻度別、通院状況別、敏感肌の程度別で分析している。

【調査内容】
◆大人ニキビの実態
◆ニキビ・ニキビケアに対する考え方
◆ニキビ予防・ニキビケアとして意識する点
◆ニキビ肌用化粧品の利用実態
◆病院・医薬品の利用実態
◆ニキビ肌用化粧品の今後のニーズ など



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コンシューマーレポートNo.277
「大人のニキビケアの実態と今後のニーズ」
―敏感肌・乾燥肌の取り込みが今後のカギを握る―
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【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、大人のニキビケアの実態と今後のニーズについて調査結果を発表