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株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:此本 臣吾、以下「NRI」)は、2019年1月10日、持続可能な未来の実現を目指して経済、環境、社会に関する調査・提言活動を行っている「WBCSD(The World Business Council for Sustainable Development:持続可能な開発のための世界経済人会議)」※1への加盟が認められました。WBCSDは、世界各国の幅広い産業界から約200社が参加するグローバルな組織で、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」(以下「SDGs」)※2の総本山と位置づけられており、WBCSD加盟企業の売上高は合計で8.5兆ドル、従業員数は同じく1,900万人を超えます。
持続可能な未来を実現するために、企業には、SDGsで掲げられている社会課題の解決に向けた力強い取り組みが求められています。WBCSDは、世界のリーディングカンパニーのCEOが率いるグローバルな組織であり、一企業の取り組みでは解決できない社会課題に対して、同業種・異業種の加盟企業間で協業し、リーダーシップを発揮することで、持続可能な未来の実現に取り組んでいます。NRIは、サステナビリティ(持続可能性)に関するグローバルな潮流を把握したうえで、これに貢献できる事業を展開することを目指し、WBCSDへの加盟を決めました。
NRI代表取締役社長の此本臣吾は、WBCSDへの加盟にあたり、次のように述べています。「WBCSDの一員として、グローバルなリーディングカンパニーとともに、持続可能な未来社会に向けた活動をすることをうれしく思います。NRIの企業理念である『未来創発』は、SDGsの考え方とも本質的に共通するものです。NRIの知見や強みを生かし、他のメンバー企業と連携しながら、社会価値の共創を通じて社会課題の解決と持続可能な未来社会の実現を目指してまいります。」
WBCSDのPresident and CEOであるPeter Bakker氏は、次のように述べています。「NRIのWBCSDへの参加を大変嬉しく歓迎しています。NRIは、持続可能な未来の実現に向けて最大の努力をすることを表明しており、これは、SDGsの変革的な目的を達成するために、WBCSDとその加盟企業を支援し、発展させることになるでしょう。また、NRIは、コンサルティングとITソリューションを掛け合わせたビジネスモデルを展開しており、気候変動や未来の仕事の在り方をはじめとしたグローバルの社会課題解決に向けた新しいソリューション開発において重要な役割を果たすでしょう。」
NRIは、WBCSDへの参加を通じて、SDGsの達成に向けた取り組みを加速するとともに、企業理念として掲げる「未来創発」の下で、持続可能な未来社会の実現に貢献していきます。
※1 WBCSD:1995年に設立され、スイスのジュネーブに本拠を置く。最近の代表的な取り組みとして、SDGsの企業行動指針「SDG Compass(SDGコンパス)」やSDGsのCEO向け解説書「CEO Guide to the SDGs(SDGs CEO向けガイド)」の発行などがある。WBCSDウェブサイト(英文)https://www.wbcsd.org/
※2 持続可能な開発目標(SDGs):国際社会が2030年までに貧困を撲滅し、持続可能な社会を実現するための重要な指針として、「国連持続可能な開発サミット」で設定された17分野、169項目の目標。