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株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、2018年度の和洋菓子、デザート類市場を調査し、製品セグメント別の動向、チャネル別の動向、参入企業の動向、将来展望を明らかにいたしました。
1.市場概況
2017年度の和洋菓子・デザート類市場規模は、前年度並みの2兆2,761億円で推移した。これまで市場を大きく牽引してきたヨーグルト市場が縮小に転じたことで、総市場規模への影響が懸念されたが、アイスクリーム市場の拡大と、市場構成比の高い洋菓子市場の好調がヨーグルトの落ち込みを補い、全体では前年度並みを堅持した。
2.注目トピック~素材特化型のスイーツが引き続き拡大 なかでもチーズはポテンシャルが高い
ここ数年の傾向として、製造小売系企業において、チーズやバター、キャラメルなど、特定の素材に特化したスイーツのブランドが増加しており、2018年もこうしたブランドの増加は継続している。なかでもチーズは、新ブランドが毎年創出されるなど、市場拡大が期待される。こうしたトレンドはスーパーやコンビニエンスストアなどを主要販路とする流通系企業にも広がりを見せているほか、土産菓子でもチーズに特化した商品が増えている。
3.将来展望
2018年度は、2017年度に市場が縮小したヨーグルト市場が回復していることや、アイスクリーム市場が猛暑を追い風に好調であったこと、アイスクリームの主要商品の多くが3月から価格改定を予定していること、さらに、洋菓子市場が堅調に推移していることも下支えとなって、和洋菓子・デザート類市場規模は前年度比1.7%増の2兆3,158億円と、再び拡大に転じると予測する。
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調査要綱
1.調査期間: 2018年11月~2019年1月
2.調査対象: 和菓子・洋菓子・デザート類のメーカー、卸売業、小売業、その他関連団体等
3.調査方法: 当社専門研究員における直接面接取材及び、電話取材、アンケート調査、文献調査併用
4.発刊日:2019年1月17日
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