- 週間ランキング
2017年度の化粧品素材市場は、前年度比1.1%増の1,711億円となった。要因としては、『再生可能』を謳った天然由来成分の出荷量増加、エイジングケア・美白ケア向け成分の拡大、基剤成分の伸長などが挙げられる。さらに近年の同市場では、主要企業の多くがアジア圏を中心とした海外事業の展開に注力している。当資料は、化粧品素材市場を調査するとともに、各社の展開状況や研究開発状況、海外展開などについてもレポートしている。
概要
◆2017年度の化粧品素材市場は、前年度比1.1%増の1,711億円で推移。植物由来成分をはじめとする『再生可能』を謳った天然由来成分の出荷量増加に加え、ヒアルロン酸やエラスチン、アルブチンといったエイジングケア・美白ケア向け成分の拡大、化粧品市場の拡大に伴う基剤成分の伸長などの要因により、堅調な推移をみせている。
◆このうち『再生可能』を謳った天然由来成分については、業種を問わず地球環境への配慮が重視される傾向にあることに加え、石油由来成分のイメージ悪化といった要因から、植物エキスや植物由来の油性基剤などの原料が人気を集めている。あわせて、2018年に改正された海岸漂着物処理推進法の影響により、セルロース系やポリ乳酸といったマイクロプラスチックビーズ代替素材も注目されている。
◆また、エイジングケア・美白ケア向け成分について、ヒアルロン酸は20万~50万円/kgと高価格成分でありながらもコラーゲンに次ぐ美容成分として知られており、市場規模は年々拡大している。さらに、エラスチンは比較的安価な豚由来が主流となっているが、近年は動物由来を避けるメーカーを中心として豚由来よりも高価な魚類由来の採用が増加傾向にある。アルブチンなどの美白有効成分については、美白ケア市場の拡大とともに出荷量が拡大傾向にある。
◆このほか、主要企業の多くが海外事業に注力しており、中国やASEAN諸国などのアジア圏を中心として事業を展開する企業が多い。例えば、中国について東邦化学工業は2015年と2017年に中国子会社の生産設備を増強させているほか、東洋紡は2017年に中国子会社を設立し、同国での化粧品原料市場への参入準備を進めている。また、ASEAN諸国について岩瀬コスファでは2018年にタイ子会社を設立し、将来的には同地域における中心拠点として機能させていく方針を掲げている。
◆当資料では、化粧品市場を支える化粧品素材の市場について分析。主要各社の展開状況や研究開発状況、売上高などを多角的に分析している。また、海外展開などについても取り上げ、主要各社の今後の展望についてレポートする。
【画像 http://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000182828&id=bodyimage1】
TPC市場調査レポート
「2018年 化粧品素材の市場分析調査」
―市場が拡大する再生可能原料と注目を集めるマイクロビーズ代替素材―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr210180423
資料体裁:A4判 130頁
発刊日:2018年10月15日
頒価:97,000円(税抜)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
【本件に関するお問い合わせ】
フリーダイヤル:0120-30-6531