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クリケットをキーワードにしたまちづくりを進める栃木県佐野市。同市にオープンした日本唯一の天然芝ピッチを備えた、本格クリケットグラウンド「佐野市国際クリケット場」のこけら落としイベントとして、サマーピクニック&クリケットin佐野実行委員会(運営:佐野市・日本クリケット協会・Localeyes合同会社)は、2018年9月22日(土)・23日(日)に「サマーピクニックin佐野」を同施設にて開催しました。初開催となる本イベントの来場者数は2日間で約2,700人でした。
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海外8カ国の大使館チームと日本代表チームによる特別試合「エンバシーカップ」
クリケットは日本ではまだなじみが薄いものの、世界の競技人口数はサッカーについで2番目という非常に高い人気を誇るスポーツです。同イベントでは海外8カ国(インド・パキスタン・スリランカ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・バングラディシュ・ネパール)の在日大使館が結成した各国の在日外国人の選抜チームが集結。これに2018年9月13日~16日に香港で開催された東アジアカップで初優勝の快挙を達成したばかりの日本代表チームが加わり、2日間の熱戦が繰り広げられました。
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試合中は日本クリケット協会メンバーによるわかりやすいルール説明を交えた解説が場内放送され、クリケット初心者も楽しんで観戦ができるよう配慮。新設されたスタジアムの観客席や会場内に仮設されたパーティーシェードから多くの人が歓声を上げて試合を楽しみました。
各グループの優勝チームは次の通り。〈グループA〉スリランカ、〈グループB〉豪州NZ連合。
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ピクニック気分でクリケットを楽しむ!趣向を凝らしたプログラム
クリケットは広い芝生の上で行われるスポーツです。緑に囲まれた会場の環境を生かし、来場者がピクニック感覚で一日中楽しめるさまざまなプログラムが用意されました。終日ゆったりと滞在する親子連れやペット同伴の人の姿も多く見られました。
【グランピングコーナー】
グランピングとは、自分で道具を準備したり設営をしたりすることなく、屋外でホテルのようなサービスを受けられるラグジュアリーなキャンプスタイルのこと。同イベントでは、豊かな自然の中で手軽にクリケット観戦を楽しめるよう、グランピングコーナーを設けました。
【参加国の料理が楽しめるバラエティー豊かなキッチンエリア】
フィッシュ&チップス(イギリス)、カレー(インド・ネパール・スリランカ)、ケバブ(バングラデシュ)など、大会参加国の料理が楽しめるバラエティー豊かなキッチンエリアも充実。イスラム圏でポピュラーなクリケットだけに、ハラールフードのテントも複数出店しました。
【現役選手が指導 誰でも気軽にクリケット体験コーナー】
会場には、小さな子供向け・大人向け2つのクリケット体験エリアが設置され、現役クリケット選手の指導を受けながら多くの来場者がクリケット体験を楽しみました。
【他にもクリケット気分を盛り上げるコーナーがいろいろ】
その他にもクリケットをより身近に感じてもらうためのグッズ物販、・フェイスペイントなどのブースが。会場のあちこちで顔や腕にペインティングを施した子どもたちがにぎやかに走り回っていました。
【夜は星空の映画館 ねぶくろシネマ】
22日(土)19時からは芝生のグランドにスクリーンを立てて、無料野外映画会「ねぶくろシネマ」(合同会社パッチワークス)を開催。クリケット発祥の地イギリスにちなんでロンドンが舞台の、親子で楽しめる「パディントン2」を上映しました。
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クリケットと地域の共栄を目指して
プロジェクトに関わるキーマンが集うローンチパーティを開催
22日(土)18時からは国内外のクリケット競技団体関係者・自治体メンバー・各国選手らが一堂に会したローンチパーティを開催。
主催者挨拶では、岡部正英 佐野市長がクリケットの魅力を活かしたまちおこしへの意欲を、また来賓挨拶では国際クリケット評議会グローバルディベロップメント部門長ウィリアム・グレンライト氏が佐野市が世界で10億人以上のファンをもつクリケットを生かして発展する期待をそれぞれ熱く述べられました。日本代表チームメンバーでプロ野球からクリケットに転向した木村昇吾 選手も登壇し、関係者に幅広い支援・応援をお願いします、とアピールしました。
また、同イベントをプロデュースした秋山仁雄氏(Localeyes合同会社 代表社員、佐野クリケットチャレンジ!地域価値創造マネジャー)は、佐野を日本におけるクリケットの中心地とすべく競技の普及活動・環境整備を進めつつ、「教育」「食」「ビジネス」といった異分野とのコラボレーションを通じて世界の国々や地域のコミュニケーションを活性化させたい。クリケットを通じて多様な人々が共生できる社会を目指したいという、クリケットのポテンシャルを活かした地方創生プロジェクトのビジョンについて語りました。
佐野市では、「クリケットを核にしたまちづくり」をコンセプトに、クリケットに関するユニークな企画を今後も継続的に実施する予定です。
国際クリケット評議会は2028年ロサンゼルスオリンピック参加を目指すことを検討しており、クリケット競技の今後の動向にも大きな注目が集まっています。
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