今回、20~60代女性を対象に、アトピー性皮膚炎と化粧に関する調査を実施。その結果、気になる症状は「かゆみ」「乾燥」「赤み」が多く、これらの症状に20年以上悩む人は約半分にのぼった。また、アトピーの治療のために通院している人は全体の5割であり、そのうち処方薬を使用している人は8割を占めている。化粧品に関しては、若年層になるほど敏感肌用化粧品の利用率が高く、購入時に「敏感肌用であること」が重視される傾向にあることがわかった。

概要
◆今回、 現在「アトピー性皮膚炎」の症状があり、「顔」になにかしらの肌トラブル・悩みを抱えている20~60代女性603名を対象に、アトピー性皮膚炎と化粧に関するアンケート調査を実施した。

◆アトピー症状の中で特に気になっているのは「かゆみ」、「乾燥」、「赤み」であり、これらをはじめとした症状に20年以上悩む人は約半分となった。アトピー女性は、かゆみや乾燥による身体的ストレスのほか、「人から肌を見られるのが気になる」、「自分に自信が持てない」、「スキンケアやメイクを楽しめない」といった精神的ストレスを抱えている人も多い。また、アトピーの症状が重くなるほど、「使用できるスキンケア化粧品がない」という悩みを持つ人も増える。

◆アトピー女性の通院実態では、現在、治療のために定期的に通院している人は全体の5割であり、病院から処方された塗り薬を使用している人は8割となった。一方、アトピー症状に対し市販薬を使用している人は全体の2割となり、ほとんどの人が処方薬での対処を実施している。

◆化粧品の使用実態についてみると、アトピー女性で、スキンケアを毎日行う人は7割、メイクアップを毎日行う人は3割となった。また、現在使用している化粧品では、スキンケアは化粧水やクレンジング、メイクアップはアイブロウや口紅・グロスなどが上位となっている。

◆敏感肌用化粧品の使用率は、スキンケアで6割、メイクアップで4割となり、若年層になるほど利用率が高くなっている。また、スキンケア・メイクアップともに化粧品購入時には「敏感肌用であること」を重視する人が多く、敏感肌用化粧品の今後の利用意向は高いといえる。

◆スキンケア化粧品に求める効果は「肌質の改善」、メイクアップでは「肌をきれいに見せる」がそれぞれトップとなった。また、化粧品メーカーへの要望としては「アトピー向けの商品を開発してほしい」という声が大きく、サンプルや試供品の提供に対するニーズも高い。

◆アトピーへの今後の対処法としては、医療機関や薬の利用はもちろんのこと、症状の緩和や悪化の予防を目的に、敏感肌用化粧品や食品の利用を検討する人も多くなっている。

◆当レポートでは、大人のアトピー女性におけるアトピー症状・意識の実態や、通院・薬の利用実態、スキンケア・メイクアップの実態、今後の商品ニーズなどを年代別、世代別、アトピーのレベル別、通院の有無別で分析している。

【調査内容】
◆アトピー女性の実態
◆アトピー女性の意識
◆病院・薬の利用実態
◆スキンケア・メイクアップの実態
◆アトピー女性の今後の商品ニーズなど



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TPCコンシューマーレポートNo.264
「大人のアトピーの実態と商品ニーズ」
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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、大人のアトピーの実態と商品ニーズについて調査結果を発表